共同生活の難しさ

今日は高校の野球部チームメイトが家に来ている。

昔話に華が咲いている。

時間があっという間に過ぎてもう3時かと言う感覚。

2人ともようやく寝る体制に入った。

野球部の中でも1番仲良くて、沈黙も苦にならない稀有な存在。

だが一日一緒に生活してみて一つだけ合わないと感じたことがあった。

彼は靴を脱ぐ際、一旦玄関の地べたに足をついて靴を揃えてからそのまま家へ上がる。

彼はその行為に当然悪気はないのだが、部屋の清潔を保ちたい私にとっては嫌な行いだった。

高校時代も合宿などで一緒に寝泊まりしているが気にならなかった。

私がこの数年で神経質になったと言うだけなのだろうか。

だいたい泥臭い野球部でそんなことを気にするような奴はいない。

私が美化された環境で育ち過ぎたのだと確信した。

ただこの小さな生活の違いで夫婦が別れたりするのも頷けた。

些細な生活習慣の違いが気になる。

当然彼のことをこれほど小さなことで嫌いにはならないし、それをも凌駕する歴史と仲の良さがあるが、この細かな違いが毎日続いて積み重なると
どれだけ愛する人との間でも亀裂が入り良くない方向へ行ってしまうのだと身をもって体験した。

第一、彼は言えば変えてくれるし何も悪くはない。

ただ私がそう思ったと言うだけで、独り言である。

お互いの価値観や生活習慣をあわせていった先に、本当の意味での居心地の良さや過ごしやすさがあり、ひいてはそれが幸せにつながっていくんだね。


なかなか難しいものだ。

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