好き嫌い
若い頃、飲みに行くという遊びに夢中だった
近所のbarに集まる仲間は皆家族みたいですごく幸せな時間だったはず
歌う事が得意な私は色んなお店で歌を歌わせてもらったりしちゃったりして
調子に乗っていた
そのつけからか
いつからか、ネガティブなお酒へと移行していった
貴女はいつも可愛くないよーモテないょーと言うけれど本当は皆の事を小馬鹿にしてるよね
あの女は馬鹿だから簡単に落とせるよね
大して可愛くないから簡単だょ
自信満々だから勘違いだよね
なんて話を直接的に耳にした
すごくすごく悲しかった
皆家族だと思ってた
大好きだったのに
誰とも会いたくなくなった
飲みに行くという遊びはやめた
誰かに誘われる度に断った
何故ならそんな悲しい想いはもうしたくないし、あの頃のように純な心で皆と会えない
それは23歳の頃の話だ
先日、当時バーテンをしていた友達と近所に飲みに出かけた
コソコソしている訳ではないけど彼の後ろに少し隠れながらお酒を嗜んでいた
声をかけられる
元気してたんですか?変わらないねー!!!
と
私は勝手に確執を作っていた自分にゾッとした
こんなに笑顔で接してくれるんだ、、、
なあんだ、ややこしくしていたのはやっぱり自分か
昨日も、久しぶりの知り合いの方と知ってるお店へ足を運ぶ流れになった
まさか来るとは思わなかったょ、嬉しいなあ、ありがと!
とお店の方も覚えててくれていて
素直に嬉しかった
何よりあの頃の私で皆の記憶はとまってる
35歳になったというと、皆、ひいていた笑
好きも嫌いも自らが作り出し、世界は大きくも小さくもなる
生きるならhappyな世界線を勿論選びたいに決まってる