お料理瞑想−常に反抗期−

もうすぐ50歳。10代、20代、どんどん『生きる』ことが楽しくなってきた。30代、40代、長生きなんて興味がなかったのに、50代が楽しみで仕方ない。喘息の発作は毎回「今度こそダメかも」という考えがよぎるくらい苦しい。父方の家系は心臓も弱い。私は父に変なところが似ている。足の小指だ笑いがとれるくらい短いとか。顔とか。遺伝子的に右が弱いことも最近知った。だから、どうせあんまり長生きはしないだろうと思っていた。人生が楽しくないから「ま、いっか」って。だから、自分を大事にとか思うようになったのはとても遅い。

短い人生ならド派手にやらかしてやるぅ〜♬すごい適当な考えしか浮かばない。

ありとあらゆることに反抗的になったのは、そんなことも影響しているかも。どんな立派な人でも信用しない。ヨーガやアーユルヴェーダにさえ反抗的だったりする。そうすることで楽しんでいるともいうかな。

信じないということは、どんなに変だとしても新しい見方を生む。私はそれが楽しい。信じてやってみる。そのあと、超否定してみる。楽しい。

身体に良い。に、反抗してみる。

そんな身体に良いもの、絶対食べるもんか〜!ジャンクフードばっかり食べてやる〜!時々やってくる反抗期。

大学生のころ、一人暮らしだったので親に「1人でもちゃんと食べなさい」って、会うたびに言われていた。喘息だったことで、変に過保護に育ってもいた。料理は普通に出来たし、栄養バランスとかも考えれば出来た。

でも、脳内で変な反抗をしていた。

「ちゃんと食べる。」は、「ちゃんと1日3回食べる。」になっていた。どんな回路やねん(^_^;)

朝・昼・晩。ちゃんと食べた。3回ね。

例えば・・・・
朝、起きると顔を洗う前にポテチ1袋完食。よし。1回目。
昼、大学の学食で“本日のデザート”と、友達と持ち寄りお菓子完食。よし。2回目。
夜、メロンパン(←異常に好きだった)1個。よし。今日も3食ちゃんと食べた〜!

そんな感じ。

たまにはラーメンとかカレーとか食べる。野菜は腐らせるからあんまり買わない。お金もないし。それよりカラオケ。

ちゃんと、3回、食べればいい。変な理屈で生きていた。

でも、そうすると、そりゃ〜体調崩すよね。ちょこちょこ熱出して寝込む。

流石にヤバい。バカでも食事がおかしいと気がつく。

ちゃんと。ちゃんと。ちゃんとって何だよ( *`ω´)

久しぶりに会った友達が激痩せしすぎて、わからなかったことがあった。ライブやるから見にきてよ〜って、いないじゃん!って思ったくらい激変。まだ22歳くらいのとき。ラーメン屋でバイト。食事はラーメンか、お金があれば学食でたまに。栄養失調でリウマチと診断。『え!リウマチって老人のなる病気じゃないの??』って、物凄い驚いた。アチコチ痛くて大変らしい。若いのに。。。

流石に、本気でビビって「ちゃんと」を知ろう。そう、思った。

でもね。でもね。私はこの頃のおかしな思考がちょっと好き。

反抗期って、親や先生を困らせようとしたりする。でも、実は、困るのは自分。家に帰らないければ、ご飯が無い。友達の家とかで食べれればラッキー。お金ないのにコンビニとかで時間潰しても、あんまり良いこと無い。お小遣いももらえなくなったり。怒られてばっかりだし。

そんな状況になると、人間って変なこと思いつくよね。生きていく智慧が絞り出されるというか。お金が無いからバイトする。親にもらったほうが楽なのに。少ないお金の使い道は切実。だから、いかに満足するかとか。ポテロングをお湯でふやかして「ポテトサラダ」ってやった人。すごいよね。料理の始まりは毒との戦いでもあった。レシピの開発とかって、常識だけで考えてたら真似しか出てこない。ちょっとアレンジで終わっちゃう。

こんなのが本当に美味しいのか?

意味なく反抗的になってみる。

しばらくの間、玄米だけにしてみた。糖質制限ってやつを参考に、パスタ、そば、パンとか主食を控えてみた。やりすぎるとやっぱり不具合が出る。適度にゆるめつつ続けていた。

そんななか、土鍋で炊かれた自然栽培の白米を塩握りで頂くことに。おぉ。久しぶりだ〜と、ありがたく。シンプルだけど、やっぱり美味しい。たまには白米もいいね〜。なんて、気軽に思っていた。の。だが!!!

そこから白米欲が暴走をはじめた!とにかく、白米が食べたい。しかも無限にいける気がするくらい食欲がとまらない!脳内パニック!とにかく白米が食べたい!きゃー!

なんなんだこの反応は!?と思ったら、やっぱり人類は同じことを経験していたらしい。江戸時代くらいまでは玄米に雑穀が当たり前。白米はお殿様が食べるもの。それが、徐々に庶民の間でも白米のほうが美味しいと噂が。白米のあまりの美味しさに、あっとゆーまに白米の虜に。そうすると、玄米のころと比べて明らかな栄養不足が目立つようになった。足りない栄養を補うために、どんどんメニューが変わっていったらしい。脚気のテストはそのせいだとか。白米になったからだと気がついていても、時すでに遅し。白米の魅力には敵わない。そうして、長年の食生活が大きく変化してしまった。今になって、江戸時代の食事が最高とか言われるようになったけど。

白米の恐るべし罠に、まんまとハマってしまったのだ。

これまでも玄米を食べることはあった。でも、毎回ではなかったし、白米に混ぜる程度のことも多かった。それを、がっつり玄米のみにして、うどんとかパンもかなり控えていたこともあって、身体がそれに違和感を感じていなかったんだね。体重も少し減って、調子もよかった。もともと、お米はそんなに食べないし、糖質制限はそんなに苦じゃないなぁ〜。なんて、油断していたのだ。

まさか、あんなにも身体が欲するとは思いもよらなかった。

白いものは悪だ。なんてYouTubeのサムネにウダウダ言ってたけど。身をもって体験してしまった。

でも、何でもやってみるって、冒険してみるって、新しい発見があって面白い。どんなに素晴らしい智慧だ〜って言われているアーユルヴェーダでも、疑ってみると面白いことをたくさん見つけられる。5000年の歴史に反抗してどうすんの?って、思うかもしれないけど。そこから新しい世界にいけるなら、そのほうが楽しいよね。

さて。お量瞑想シリーズ。たくさん書いてますが、ぜひ、反抗して、ケチつけて、バカにして、新しいこと発見してくださいね。(*´꒳`*)ヨキヨキ♬

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