「教える技術」石田淳
続いております、続けております。
400字以上のアウトプット。
なんとか3日以上続いています。
お仕事が始まったらどうなっちゃうかなぁというところが不安ですが、
とにかく決めたので、やりますよ。
本日は「教える技術」石田淳著です。
この本は何年も前から手元に持っていて、
私の定期的な本の断捨離をずっとくぐり抜けている本の1冊です。
アウトプットの為に、もう一度じっくり読んでみました。
初版が2011年ですからもう9年前ですね。
私が先生という仕事をするずっと前に手にした本でもあります。
行動科学マネジメントとは、人間の行動を分析してデータに基づいた科学的なマネジメント手法だそう。
なぜ私がこの本を手にしたのか……思い出してみたのだけど、そもそも私が精神論が大っ嫌いで。そうじゃない部分で人間は変わる部分があるのではないかと。
ちなみに大嫌いな精神論の例(中学時代の部活で言われて意味わからんと思ったこと)
頑張れ! →何をだよ。
根性見せろ! →目に見えないだろ。
しっかりやれ! →何をだよ。
指導者のこのような声かけ、指導は曖昧すぎると常々思っていて、
もうちょと具体的にならないかなぁとずっと模索していたところで出会った本です。しかし最終的には情熱がただの方法論よりも強いパワーがあるとは思っています。情熱だけあっても方法論が台無しでは、情熱は空回りするので。ちゃんとそれぞれが掛け合わせにならないといけない。
教えるというよりは「人間はどういう状態でどういう行動をとるのか」に興味を持っていたのだと思います。カーネギーの「人を動かす」も読んではみたけど、ピンと来なくて。という意味では、この本はわかりやすい。読みやすいデザインにもなっています。
先生のお仕事をしていて、行き詰まった時もこの本を読み直します。
生徒に何をしてもらうのか、何に気づいてもらうのか、を考え直す為にこの本は有用です。
また「行動を分解する」という内容に、演技の重要なヒントが隠されていると感じました。なぜなら伝わる演技はやはり、行動を分解しているから。
「ペットボトルのドリンクを飲む」
その行為にどれだけの行動が隠されているのか。
分解した分だけ、演技の幅が出ると思うのです。
(この分解した行動の時に役が何を感じているかが重要)
繰り返し読み返したい、これからも手元にずっと居続けるであろうオススメ書籍です。
(982文字)