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納得して仕事を受ける・依頼するコツ

15年間のサラリーマン生活からコーチング・コンサル起業へ舵を切って3年目ですが、サービスの値付けは常に課題です。
何かしら自分の商品やサービスを売ったことのある人なら一度は直面する課題ではないでしょうか。
相場や競合価格を参考に値付けをしてみても、それだけでは割り切れないモヤモヤを感じることもありますよね。

私の場合は、いただく対価への納得感を大事にしています。
ここでの「対価」とは、お金のこともあれば、その他の恩恵や価値であることもあります。

この「対価への納得感」というのは、仕事を受ける立場に限らず依頼する立場でも同じで、
「この人は私からいくら受け取ったら頑張ろうと思えるのだろう?」
と考えるようにしています。

例えば私には週5でZoom瞑想誘導をお願いしている女性がいて、月1万円をお支払いしてるのですが、その話を知人にすると「高っ!」と言われたことがあります。
※彼女自身も当初「そんなにもらえない!」と言ってました

でも逆に、私が彼女の立場で週5で毎朝拘束されるってなかなか大変なことだよなぁと思うのですよね。「昨夜は寝るのが遅かったから早起きしんどいな」とか。
じゃあ一体1日いくらくらいだったら、しんどいな面倒だな〜って思う日があっても「まぁ頑張ろう」って思えるだろうか。
そんな私の個人的な基準で料金を決めました。

「もしも自分が仕事を受ける側だったら?」と、受け取る成果物だけでなく、その裏の事情や相手の気持ちまで考えてみればおのずと金額も見えてくるのかなと。
もしそこに双方で認識齟齬があるなら、それはただお互いの価値基準がずれてるだけで、どっちが悪いわけでもありません。


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で、ここからが本題です。
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大事なのは「お金」じゃないんです。

対価に納得してサービスを提供したりサービスを受け取ったりするためには「そもそも」の大前提があると思っていて。

ここまでの話と逆説的なのですが、
そもそも相手に、お金では測れない愛や尊敬を持てているか?
「この人は私を大切にしてくれている」「この人のためなら頑張りたい」「この人と関わっていきたい」と思えるか?

これがなきゃ「対価に納得」も何もないと思うんです。
(当然、逆も然り。相手にそう思ってもらえていなければ成り立たない)

実際に過去、仕事依頼された時にㅤ
「必要ならお金は払います。でも私は忙しいから打ち合わせとかは関係者でやっといて。私には報告だけしてくれればいいから」
という方がいらっしゃいました。
私を、お金を入れたらサービスをアウトプットする自動販売機だと思ってるのかもしれない(笑)。(おことわりした)

「いやいや。もらったお金分、きちっと対価を提供するだけでしょ。そこに愛とか尊敬とか感情とか要らないよ」っていう「仕事は仕事」タイプの人を否定はしません。
ただ、私の場合は、そういう人を仕事を受ける相手としても依頼する相手としても選ばないと決めているだけの話です。
双方向にリスペクトできる関係性を大事にしたいのです。

だから、
・相手からリスペクトされていないな
・この人のことはリスペクトできないな
と感じたら、無理して関わる必要はないと思っています。

(でも、本来ご自身が「リスペクト大事」タイプなのに、「仕事は仕事」タイプの人に合わせて無理しちゃう方が本当に多いんです。「高圧的で、買い叩かれるし、正直好きじゃないクライアントさんなんですが、それでもせっかくいただいたお仕事なんだから頑張らないと…」)

その上で、サービスと対価に対する価値観が双方で一致し、納得感を持てること。
これが、気持ちよく仕事を依頼する&受けるコツだと思っています。


瞑想誘導講師の彼女も、聖人でも超人でもなく、日々悩み苦しんでいるふつうの女の子です。
でも、その包み隠さない人柄と、今の等身大の彼女自身で一生懸命に関わってくれる素直さが、私が生きる上で大切にしていることと共鳴しているのだと思います。
私は私の人生を、自分が大切に思っていることを同じように大切に思っている人と過ごしたいのです。

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