プレイヤーからリーダーへなりたい。

一昨日のことである。僕は週二回のあさぷろのミーティングの後、メンバー二人からある相談を受けた。あさぷろの団体としての現状の問題点についてである。

僕を含めて3人の話し合いは2時間近くに及んだわけであるが、僕が気づかなかったあさぷろの問題点がいくつか浮き彫りになった。今回はそれについて話をしていきたい。

まず第一に、僕たちあさぷろは法人化しているわけでもなく、大学でのゼミ活動でもない。本当に僕らだけで行っている団体だ。何でもかんでも僕ら次第で全て決まってしまう。右に進むか、左に進むか、この団体を続けるかどうかでさえも。

そんな中で、メンバー間でのあさぷろの対する関わり方というのは、本当に多種多様。土日はほぼ旭地区にいるメンバーもいれば、オンラインミーティングでしか関われないメンバーもいる。
これが割と大きな問題を生んでいたことがわかった。

(いや、全く旭に来れない子を非難するようなことを言っているわけではない。さすがに、名古屋から車で2時間かかるようなど田舎に、毎週土日泊まりに来いって言われたら僕なら拒否する。)

メンバーの団体に対する貢献度の差だ。

正確にはメンバー”本人が感じている”貢献度の大きさの差であるが。
いつものミーティングを振り返ってみる。

まず、僕とよく旭にきてくれるメンバーの二人が旭に行って活動をした感想を話して、企画しているイベントに関して進捗を話して、最後に質疑応答して終わりという感じ。

これはミーティングというより、活動報告会である。そりゃメンバーとしても、自分が組織を動かしてる感を得られないだろう。俺ってあさぷろで何をしているんだろうって感じてしまうのは仕方ない。

原因

これはやっぱり僕の”自分で動いちゃえ精神”のせいだと思う。基本的に僕は他人に任せるよりも自分でなんとかしてしまいたいという精神が大きいため、他の人に任せることができる部分でも、自分でやってしまう。

そのため会議でも、これってどうすれば良いと思う?って投げかける回数よりも、こんな感じで作ったけどどうだろう?って賛同を求める回数の方が圧倒的に多い。この状態、他のメンバーいる?

まあ僕が一番旭地区に行っているので、一番有益な情報をゲットできるのは確かである。それによる情報格差が生じてしまい、アイデアのスピード感が他のメンバーよりも早くなるのは仕方ない。
だが、あさぷろは団体であり、僕個人のものではない。その情報格差を逆手にとってメンバーが活躍する方法を生み出さないと、すぐに崩壊してしまうだろう。

というわけで僕は団体のリーダーとしての振る舞いを学ぶために、本を買った。

「リーダーの仮面」

近くのイオンモールの本屋で一番前においてあるこの本を手に取って、これしかない!と思って買ってしまった僕である。

結果、買って本当に良かったと思う。
会社でリーダーを経験する人だけでなく、僕のような学生団体の代表、部活動のキャプテンなど、あらゆるリーダーが読むべき本であると僕は感じた。

組織としての利益を求めるためには、というところに徹底的にフォーカスして提案をしてくれる本である。本の帯に「マネジメントで「いい人」になるのはやめなさい。」とあるように、正直学生団体でやったら冷たすぎるなと思うポイントはいくつかあった。よって全て鵜呑みにするのはやめようとも思った。

その中でも、すごくためになったのは、

第1章 安心して信号を渡らせよー「ルール」の思考法

のところである。僕はてっきり、みんな自由に意見を言い合える環境というのが、最高であると思っていたし、何か縛りを与えると萎縮してしまって面白いアイデアが出ないと思っていた。

でもそれは、間違いだった。縛り、ルールこそがメンバーを動きやすくさせ、組織ないで最高の利益をうむことができる要素であった。

だが、一概にルールを決めると言っても、曖昧で根拠のないルールでは何も意味はない。主語が明確で数値化された具体的なルールが必要である、とのこと。

他にも感動したポイントをあげるとキリがないため、このくらいにしておくが、本当に素晴らしい書籍であるので、ぜひ皆さんも読んで欲しいと思う。

まとめ

というわけで絶賛プレイヤー脳からリーダー脳に変えることに苦戦中の僕の日記であったわけである。
今までは問題を解く側だったがこれからは、メンバーに問いを生み出すことに力を入れていきたいと思った。今後その意気を忘れないようにあさぷろをどんどん成長させて、僕だけでなくメンバーも成長できるようにしていきたい。



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