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【中国株でちょこ遣い♪ 】中国の証券会社に口座開設する②

こんにちは、しゃんはいさくらです。

中国株でちょっとしたお小遣い稼ぎをしたくて、【中国株でちょこ遣い♪】という記事を書いています。
 
今日は中国在住者向けの口座開設に関するお話の続きです。
 
①では事前準備に関するお話、②では実際に窓口で開設したときのお話を書いています。


窓口に行って口座開設

証券会社の営業時間は証券取引所の営業時間に準じ、口座開設は取引時間中に行います。

月~金にお仕事がある方は、場合によっては半休が必要となります。

事前に営業担当と相談して窓口の予約を取ってから必要書類を揃えてお出かけください。

書類の提出と投資向きアンケート回答

約束の時間に証券会社に行くと、営業担当が入口で待っていて、窓口まで案内してくれました。

持参した書類を窓口の係に提出すると、先方が画面に必要事項を入力しながら、パスポートの写真を撮ったり、顔写真を撮ったり、銀行口座開設の時と似たような感じで一連の手続きが進んでいきます。

個人情報の入力が済むと、簡単な個人審査が行われます。

タッチパネル上に質問が表示されるので、自分の状況に応じて回答を選んでいきます。ほぼ四択です。

収入源は何か、おおよその予定投資資金、投資意向(株、債券、ファンド)投資経験の有無、リスクに対する姿勢、家庭状況などの質問が15問~20問程度あったと記憶しています。

また、口座開設の意思を確認するためのビデオ撮影がありました。

窓口の人がいろいろと質問をするのですが、すべて「是(shì)」とはっきりと返答すればいいだけなので、気構えしなくて大丈夫です。
(窓口の人から「是」とだけ答えてくださいと言われます)

以上で、証券口座の開設に必要な項目が全て終了です。
バックオフィスで審査をしてOKだと、その場で口座が開設されます。 

営業担当によるレクチャー

窓口での口座開設が終わると別室に案内され、営業担当がアプリの使い方やオススメ株情報などをレクチャーしてくれます。

オススメ株情報はあまり深入りせず、まずは自分で数銘柄買ってみて値動きを見ながらアプリの操作に慣れていくのが良いと思います。

私にもいくつか、これはオススメできると思う銘柄がありますが、投資する時期によっては必ずしも利益をもたらすとは限らないのが株式投資ですので情報への過信は禁物です。

そのあたりも含めて、リスクのある金融商品であるということは常に頭に置いておいてくださいね。

なお、私の時は、口座開設からアプリの説明まででおおよそ1時間程度かかりました。

会社で休みを取る必要があるかどうかのご参考になさってください。

中国株投資をオススメする理由

私は口座開設当時、現地採用で働いており、駐在員の方よりも余剰資金が少ない立場だったと思います。

それでも開設してみようと思ったのは、中国株の売買単位が100株からと低めで、少ない資金でも始められると思ったからです。

例えば中国で累計配当額が高い工商銀行(601398)の株価を見ると、某日の終値が5.63元で、手数料を含めても600元(約12,000円)かからずに取引ができるんですね。

もちろん100株持っていたところで、配当もそれなりにしかもらえないので大きな見返りはありませんが、投資先によっては株価が大きく化ける可能性だってありますし、株を持つと世の中のニュースに関心が向くようになるので、いろんな勉強のためにも持ってて損はないかと思います。

この記事をアップしている2024年の9月時点では上海証券指数は2700点と以前のような勢いはなく、経済もやや停滞気味な状況ではありますが、

上海証券取引所開設から現在までの指数変動
※東方財富網より筆者加工

こちらのグラフを見てわかるとおり、上海の証券指数はじわじわと上昇を続けているんです。

もちろん、駐在員さんの派遣期間が約3~5年程度であることを考えると、成長株中心に投資しない限り大きなリターンは見込めないかも知れません。

でも駐在期間中に何もしないのももったいないと思いませんか?

私の経験から言うと、年間2回配当をしている某銘柄は保有してからの2年間で1,800元ほど(≒36,000円)の配当があり、一時期は株価が上がって、3,000元(≒60,000)の含み益があった頃もありました。

もし、帰任時に売却益が出たら配当益と合わせてちょこっとどころかそれなりのお小遣いになる可能性を秘めているのが中国株です。

以上が、私が【中国株でちょこ遣い♪】をオススメしている理由です。

政府が配当を奨励

中国株は日本株のような株主優待制度はなく、株主への還元は配当のみです。

これまで中国株は配当にあまり積極的でないと言われていて、経済成長が緩やかになった現在は、株価上昇の勢いが弱まったため、世界のマーケットからの注目度が下がり、証券指数伸び悩みの一因になっています。

が、2023年頃から中国証券監督委員会が、上場企業に対して配当に力を入れるよう指導をしています。

これまで年一回配当だった銘柄が年二回配当になるなど、国営企業株を中心に政府の指導に前向きな姿勢を見せている銘柄があります。

今後、徐々に紹介していきますが、配当を頑張っている会社を中心に保有しておけば、帰任する頃にはちょっとしたお小遣い程度にはなっているんじゃないかと思うので、興味がある方は、是非一緒にちょこ遣いを貯めていきましょう!
 
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!


※当方、在中20年の元通訳です。銀行手続きや証券口座開設のサポートができますのでお気軽にお問合せください。
中信証券で良ければ、私の担当をご紹介いたします。
お問い合わせはshanghaisakura★outlook.com(★を@に変えて)までどうぞ!


おまけ

中国語では、株の取引することを“炒股”と言います。

チャーハン(炒飯)を作る様子を思い起こして頂きたいのですが、中国では株を頻繁に売り買いしながら売買益を膨らましていく投資家がとても多いです。

株式を「炒める」のが中国流
 

私はまだ銘柄を「炒める」なんていう芸当はできませんが、いずれは成長株を探してそれを「炒め」て、利益を膨らませていければいいなと思っています。

目下の夢は、定年後に配当で生活できるようになることです!と大きなことを言ってみる。笑

そのためには頑張って働いてその炒める具材を準備するところから始めないとですね!


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