世界最古で最大の木組みの塔-応県木塔-【山西省観光】

こんにちは、小羊です。

今回は山西省にある木組みの仏教釈迦塔「応県木塔」をご紹介します。

なんとこの木塔、高さ67.31メートルと真下からだと見上げるのに首が痛くなるほどの高さでありながら、

釘を一本も使っておらず、全て木で組み立て上げられているのです。

すごいですよね！！

そしてこの木塔の建設が始まったのは1056年とされており、現存する木組み（木のみで組み立て上げられた）建造物の中では世界最古であり且つ最大の高さを誇る塔なのです。

こうやって下から見ると、確かに木と木が組み合わさって建てられているのがわかりますね。

釘を使わずに建てられた建造物が900何十年もの間残っていることがとても驚きに感じられますが、一方で昔読んだ宮大工の方の本に「結局は木で組み上げられた建物が最も頑丈。地震でも崩壊することがない」といったフレーズがあったことを思い出しました。こんなに昔から人々の知恵は生活に生かされていたのですね。なんだかとても神妙な気持ちになりました。

さらに、木塔の側には小さな寺院のようなところがあり、大きな鼎？のような銅器がありました。こちらもとても立派です。

応県木塔は、市内ならかなり離れており移動手段の手配が必要などアクセス面での難点はありますが、一見の価値がある場所ですので、気になった方はぜひ訪れてみてくださいね。

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