中国少年先鋒隊と大隊長と課代表
中国少年先鋒隊(ちゅうごくしょうねんせんぽうたい、中国語: 中國少年先鋒隊)は略して「少先隊」とも呼ばれ、中華人民共和国の全国的な青少年組織で、ソ連のピオネールに相当し、主に課外活動を通じて共産主義を学ばせ、将来の共青団員、共産党員を育成している。少年先鋒隊運動は1949年に中華人民共和国の成立と同時に始まり、1953年に全国組織として現在の名称を使い始めた。
ソ連のピオネール組織が停止した現在も、中国では少先隊が活発に活動している。隊員は「紅領巾」と呼ばれる赤いネッカチーフを巻く。少先隊は学校単位に組織されている。 (Wikipedia一部抜粋)
中国でローカル校に通わせると、もれなく皆んな「红领巾」という赤いネッカチーフを襟に巻かなければならない。それは入学すると自動的に「少先隊」に入ることになっているからだ。(うちは外国籍だけれど、赤いネッカチーフを巻くこともただの形式的なものなので、党員育成とか特に気にせずつけさせている。)基本的には毎日つけなければならないが、体育の時に外したり首元が暑かったら取ってしまったりしているし、学校での落し物ナンバー1はコレ、笑。ただ、月曜日の全校朝礼の時などは必須なので忘れると怒られるみたい。
上海だけかわからないけど、低学年のうちは「绿领巾」という緑の双葉の形のタイをつける。これはマジックテープ式なので低学年でも簡単に着けられる。「少先隊」に入る前段階で「苗苗团」と呼ばれている。
うちもこの道を通ってきた。最初は緑のをつけて、3年生以降は赤のネッカチーフを巻いてきた。制服はポロシャツなのでネクタイは巻けないけど、红领巾は職人のように巻けるようになったよw
少先隊の幹部組織もある。日本での「生徒会」に当たるかな。大队长(大隊長)という役職があって、全校選挙で決めている。赤い三本線が入ったワッペンがあって、コレをつけている子は大隊長やってるんだ!と一目でわかるようになっている。また、クラスの代表は「班长」で学級委員長。これはクラス内で、自薦か他薦で決めているらしい。うちの子も経験あるが、班长は先生の良きアシスタント的な立ち位置で、クラスメイトの代表というより、先生のパシリ的な・・NGワード!?
そして私が書きたかったのは「課代表」について。それぞれの科目に課代表というのが存在する。クラスで誰か1人か2人が担当しているが、主な仕事は、宿題を集めて教科担当の先生に持って行ったり、回収した宿題をまたクラスに持ち帰ってみんなに配ったりしている。さらに今回初めて「登分」という作業があることを知った。子どもが帰ってくるなりPCを開けて何やらカタカタやり始めたのだ。「登分」とは「登记分数」の略で要するに点数を記録すること。期末なので先生が成績をつける中で、テスト以外にある平常点の一部が宿題点。課代表はその宿題点を集計して、先生に渡さなければならないのだ。コレがまためんどくさい作業で、私も手伝ってやりましたよ・・。しかも、練習ノートを提出してない子がたまにいるから、点数つけられへんやん!!どうするん??点数なしだと宿題点が0点になるから、かわいそうだと思って私がした事 → → ウィーチャットでその親に友達申請して繋げて「お宅のお子さん、練習ノート出てないから宿題点つけれませんよ、どうしますか?」ってわざわざ連絡したってばよ。。宿題を集めたり配ったりはいいけど、点数まで集計するなんて、間違って集計してたらどうなるん、それが今学期の成績になるやん!なんとも責任重大な課代表です。。。期末だ〜〜〜