自分のメンタルコントロール【傾向を把握する】|上海帯同
どうも、上海アラサー駐在妻です。
結婚2年目、子供はいません。
駐在帯同者にとっての一番の悩みは、やっぱり自身のメンタルコントロールなのではないでしょうか。
駐在帯同者はひとりで過ごす時間が長くなってしまうため、どうしても自分の中で思考がぐるぐるしがち・・・
かく言う私も、上海に来て以来ちょっとしたことで落ちたり上がったり、もやもやしたり開き直ったりと、それはもう振り回されっぱなしの生活でした。
でも最近、「もしかしたらこれで何とかなるかも?」と思える対抗策を見つけたのです。
それは、
【傾向を把握すること】
どういうことなのか、詳しく説明しましょう。
私が「なんか今日気分が上がらないな~」と思う日に、その原因と思われる出来事を記録してみました。
すると、決まって以下のいずれかの現象が起こっていることがわかったんです。
毎朝測る体重が、いつもより少し増えていた
中国語で話しかけられたのにうまく返せなかった
noteで渾身の記事を書いたのに、思ったより反響が少ない
夫へのちょっとした不満を本人に話せずにいる
生理前
文字に起こすと、なんてちっぽけなんでしょう。笑
しかも、きちんと挙げてみたら、たったの5つです。笑
だけど、怖いのはここから。
このちっぽけな火種を放置しておくと、やがてそこから上昇気流が発生し、台風の目となり、周りの不安やコンプレックスを巻き込んで、気が付いたころには巨大な台風に発達してしまう。
そのころにはもはや手遅れ、心の中は真っ黒な分厚い雲で覆いつくされてしまいます。
火種は小さいうちに消化しておくに越したことはありません。
でも、傾向を把握したところでどうやって解決するの?
どうもしません。
ただ、把握するだけです。笑
だって、上にあげた5つのことって、ほとんど解決できなくないですか?
夫に言えてないことは、伝え方に配慮してできるだけ早いうちに伝えた方がいいですが、それ以外のことって、明日突然5キロ痩せるのなんて無理だし、中国語がぺらぺらになることだってないし、記事の反響は自分じゃコントロールできないし、生理なんて毎月やってきますもん。
だけど人間って不思議なもので、理由がわかるだけでなんとなくすっきりするんですよね。
理由がわからず悩み続けている時は、
「なんかテンションあがらないな~。なんでだろうな~。自分があの人と比べて頑張れていないからかな~。友達がいなくて孤独だからかな~。だいたい私はいつもそうやって・・・」
と、負のループに陥っていきます。(体験談)
だけど、なんとなく自分の傾向が把握できてくると、
「なんかテンションあがらないな~。なんでだろうな~。あ、今日朝測った体重が昨日より500g増えてたからだな。【完】」
ってなります。
体重が増えた原因が昨日食べ過ぎていたからなら、今日はちょっと控えてみればいいし、もう少し様子を見てみれば、案外次の日にはストンと元に戻っていたりします。
大事なのは、それ以上考えすぎないこと。
それじゃあ頑張りが足りないんじゃないか。
真面目な日本人の方々は、そう思われるかもしれません。
でも、大丈夫です。
”落ち込む”ってことは、成果を期待してしまうくらいには頑張っている証です。
ダイエットを頑張っているから、体重が増えると落ち込む。
中国語の勉強を頑張っているから、うまく返せないと落ち込む。
頑張って記事を書いたから、反響が少ないと落ち込む。
まずは頑張っている自分を認めてあげてもいいと思うんですよね。
それと、時には言い訳だって役に立ちます。
全部”自分の人格のせい”にしちゃうと、思いっきりメンタル食らっちゃいますからね。
体重が増えたのは昨日食べ過ぎたからであって、
自分の人格のせいじゃない。
中国語ができないのは自分が日本人だからであって、
自分の人格のせいじゃない。
気分が上がらないのはもうすぐ生理だからであって、
自分の人格のせいじゃない。
あとから言い訳するのが嫌なら、最初からOKラインを低めに設定しておいちゃいましょう。
私はnoteでたまに上海の現地情報を発信しますが、その記事に対しては最初から反響は少ないものと思って書くようにしています。
だって、私の記事に興味を持ってくださる方は、同じようにすでに帯同で来られている方が大半でしょうから、現地情報なんてもう既知の事実。
つまらなくて当たり前です。
それでも発信しているのは、数か月後、数年後に駐在帯同が決まった方にも、もしかしたらいつかこの記事が届くかもしれないから。
だから、今現時点での反響は気にしないと決めています。
まあ何が言いたかったかというと、ぐるぐる悩んでいても、結局根本的なきっかけはとても些細なことだったり、いつも同じことだったりします。
それに気が付けただけで、私の場合は楽になりました。
(本当はもっと大きなことで悩めていたらかっこよかったんだけど。笑)
もし実践される場合は、感情をダイレクトに感じている自分のちょっと外側に、その自分を観察するもう一人の自分を置いてみてください。
何かが見えてくるかもしれませんよ。
それでは。