おもしろきこともなき世をおもしろく
みなさんこんばんは。いかがお過ごしですか。
ボクは今日は、定時退社を試みようと考えていましたが、上司から終業3分前に電話かかってきて、「今からZoom会議」と指示があり、おかげで予定より1時間遅く会社を後にするハメになりました。
さて、今日は、「おもしろきこともなき世をおもしろく」という有名なフレーズについて話したいと思います。
幕末の長州藩志士の天才・高杉晋作の俳句で、死ぬ間際に歌ったとされています。
そして実はこれは、上の句なんですね。
ちなみに下の句は、
「すみなしものは心なりけり」
で、勤王女流歌人である野村望東尼が歌ったとされています。高杉のそばにいたんですね。
意味合いとしましては、
「面白いと思えることのない世の中を面白く。それを決めるのは自分の心のもち次第だ」
というような感じだそうです。
ただ野村望東尼下の句を聞いた高杉は、「フッ...」と言っただけ(「世に棲む日々」)で、良いとも悪いとも言っていないようです。
つまり、未完成の俳句が、しかも上の句だけが、有名になりすぎて、現代では都合良く解釈されて、多くの人に座右の銘にされてしまっているようです。
「面白いと思えることのない世の中を、俺が面白くしてやるぜ!」
みたいな感じで。ある意味、面白いですね。
でもボクはこう考えるようにしています。
上. おもしろきこともなき世をおもしろく
下. 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「下の句」は宿題。死ぬまでに答えをみつけなさい。
そう、日々生活していく中で、笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだりといろいろありますが、自分で下の句を見つけ出すという目的をもつということをしようと思っています。
従いまして、ボクの座右の銘は、
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
ですが、決して、「世の中をオレが面白くしてやるぜ!」というつもりは、全くないのです。
このような考えを持ってから、数か月がたちましたが、残念ながらまだ全く宿題は解けていません。
まぁ、まだまだ修行が足りないのかと思います。毎日精進あるのみです。
それでは、また。