大葉畑
3年前に実家にUターンした時、夏だった。その時、花壇がどういう状態だったのか覚えていない。引っ越した当時は、片付けやら市役所の手続きやらで忙しかった。気づくとあれよあれよ、と、いううちに手のひらサイズの葉っぱをつけたツルで覆われれていた。カボチャだろうということで楽しみにしていた。スーパーに買い物に行った時、パートナーのきょうちゃんの目がくぎ付けになっていた。
「どうしたん?」「これうちのやない?」あっと息をのんだ。冬瓜やん。そう言えば、カボチャにしては、面長な感じだった。10個出来た。鶏肉や豚肉と煮たり、知り合いにあげたり、押しつけたり。それにしても誰が植えたんだろう?母は記憶にないと言うし。姉がいうには数年前は朝起きたら、雪降ったかとおもったほど、一面(広くない)白い百合の花が咲いていたらしい。母が植えたのか?
えっなんでこんなところに、ウコンの花が、とか、ホトトギスが、カラーの花が、紫陽花、ミョウガ、と。
きっと母が人にもらって空いたところに植えていったのだろう。
今、大葉がいっせいに花をつけ始めた。
ほぼほぼ大葉畑。
3年間で地中の種たちは出尽くした感がある。たぶん。
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