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ドット絵 Aseprite のスプレーで「霧・雲」を描く方法
ドット絵の背景に霧を描きたかったので、調べたことを記事にしました。
霧・雲 のほかにもいろんな使い方ができそうです。
ご参考になりましたら幸いです。
使用しているソフトは Aseprite です。
スプレー機能の紹介
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Aseprite のペンツールをクリックすると現れるスプレーを使用します。
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スプレーを選択すると上図の表示になります。
ブラシタイプは、丸、四角、線、を選べますが、四角と線はブラシサイズを
2px 以上にする必要があります。
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ブラシサイズは状況によると思いますが、3px ぐらいまでが使い勝手が良さそうです。
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インクタイプはデフォルトで Simple Ink になってますが、霧を描くときは
透明な感じにしたいので Alpha Compositing を使います。あとでまた説明いたします。
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スプレーの幅は用途やキャンバスサイズに合わせて使います。
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ブラシのスピード数値を上げると、描かれる面積が多くなります。
ワンクリックごとに描くことも可能です。
上図を見ると木の葉を描くのにも使えそうです。
ブラシスピードの右側にダイナミクスの項目もありますが、現時点では使い方が分かりません。
ブラシの機能については以上です。
続いて背景で霧を描く方法に移ります。
背景で「霧」を描く
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参考例として、このドット絵に霧をかけていきます。
キャンバスサイズは 128 x 128 px です。
スプレーを使いササッと描いたものです。
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インクタイプを Alpha Compositing にして、Opacity(不透明度)を 70
他の数値は上図通りです。霧の色は薄めのグレー。
霧はレイヤーを別にしてます。
霧は一気に描かず、所々ワンクリックして足す感じで。
マウスで描きました。
湯気の参考例も描く予定でしたが、内容が多くなったため、あとは雲の参考例だけご紹介いたします。
背景で「雲」を描く
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インクタイプを Alpha Compositing にして、Opacity(不透明度)を 100
他の数値は上図通りです。雲の色はほぼ白。
雲はレイヤーを別にしてます。
続けて描こうとすると円形が目立つため、ワンクリックごとに足していく感じで。数値を調整すればもっとうまく描けると思います。
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上図はスプレーではなく、グラデーションで空を描いたものです。
キャンバスサイズ 128 x 128px
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追記
赤丸の所で Radial Gradiant を選択すれば円形のグラデーションも可能です。
光源のグラデーションを表わせます。
楕円や縦長のグラデーションも作れます。
背景色を塗りつぶしたあと、グラデーションをかける色を選択
描きたい位置でドラッグして大きさを決めます。
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円形のグラデーションを右側の Jamble ツールでドラッグすると
色を混ぜ合わせたような見栄えにできます。モフモフ感がでますね。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考ページ