打たれ弱さを受け入れる
小学校高学年の長男が学校へ行きたくないと言っている。
年度も末になり、予定されていた「お楽しみ会」が中止になったとのこと。
原因は、宿題をやってこない人、家庭学習をやらない人が多すぎるから、らしい。
担任の先生が激怒していたそうな。
かくいう息子も家庭学習は一時全くしていなかった。
家庭学習は学年×10分と言われているので、長男の場合は家庭学習をすべき時間が1時間近くになる。
それを一切やっていなかったので、ある時からわたしが管理をしてきちんとやらせるようにした。
今はわたしの管理こそしていないけれど、もちろん継続している。
…という「俺はちゃんと宿題をやっている」と言えるからこそ、宿題や家庭学習をやってこない人が許せないらしい。
(どの口が言ってるんだか…とも思うが)
半べそすらかいていた。
なんで宿題やってこねえんだよ、先生1日猶予をやるって言ったんだよ、それでもやってこない奴がいるとか意味わかんねー!と。
担任の先生は30代の男性で、こどもたちからたいへんな人気がある。
でも、叱る時はしっかり叱る。
今回はその「叱る時」だったんだろうね。
先生は「ちゃんと宿題をやってきた人まで怒られることになるんだ」と叱ったという。
連帯責任ってやつだね。
どうやら、長男はその叱り方や叱られた後の教室内の雰囲気が嫌だったようす。
叱ってくれるなんて、ありがたい。
こういうことも、いつか思い出になる。必ず。
胸に手をあてて、家庭学習をちゃんとやっていなかった頃の自分を思い出して。
それで、一歩前に進めばいいと思うよ、母は。
息子は、打たれ弱い自分を受け入れる。
わたしは、打たれ弱い息子を支える。