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金子兜太先生の句碑巡り 秩父郡皆野町~長瀞町

皆野町と言えば、知る人だけは知る、俳人・金子兜太先生のゆかりの地だ。

今回の旅は、金子兜太先生の句碑を巡る旅をしようじゃないか!その中で、神社仏閣巡りもするぞ!と相成った。

まずは、宿泊の宿を出立するびであった。


秩父七湯の中では最も歴史の旧い和銅鉱泉である。
大浴場、露天風呂は気持ちよく、客室数がそれほどない。夜中でも入る事が出来るので、独りゆっくりと浸かることが出来、又利用したい宿となった。
駅からも歩けるので便利だ。

当初の予定では、黒谷駅から長瀞駅まで歩く予定であった。だが、同行した息子に合わせ、皆野駅までの1駅だけ電車に乗ることに。
黒谷駅を9:30発の羽生行きだ。
息子は、そのまま熊谷まで行き、真っすぐに帰宅したようだ。
だから、このホームからの写真は、実は貴重だったりする。
撮り鉄の血が騒ぐううう。


そして、皆野駅に到着。
皆野駅。私の実家が秩父市に統合される前には、皆野駅からのバスが出ており、どこかに行く場合にはいつも皆野駅を利用していた。
けれども、秩父市との統合でバス路線廃止。
だから、全く利用しなくなってしまった駅であり、久々のー、懐かしさいっぱいの場所なのである。


まず向かったのが、山武(やまぶ)だ。味噌の工場兼直営店で、こちらで昔おやつをよく買ったのだ。秩父鉄道の中で煎餅を食べる高校生時代・・・
こちらの味噌も美味しいのだ。


敷地内にある金子兜太先生の句碑を見せて頂いた。

そして、工場長宅の庭にある金子兜太先生のお父様の句碑に案内してもらった。こちらは、庭先だけ撮影という事で了承を得ている。


山武の美味しい煎餅。懐かしい。国産の梅はたまらない。



そして、山武の隣に位置する皆野椋神社に向かうのだった。ここにも、金子兜太先生の句碑がある。

詳しくは、こちらに。


真言宗智山派の円福寺に向かう途中、偶然見かけた薬師如来堂であるが、こちらは、大濱地区の「打出1号古墳」というものらしい。


円福寺さんに到着。


金子兜太先生の句碑。

詳しくは、こちらに。


円福寺の坂を登りきると、大濱諏訪神社がある。


皆野町、皆野町周辺の秩父市は、大小併せ、諏訪神社が多い。
諏訪神社は、農耕の神で雨乞い祈願で有名だ。
この辺りは、元々が農耕民族の住む地であるが、実は土があまり良くない。
武甲山の石灰、和同開珎の材料となった和銅遺跡の和銅など。
そのような中で、農民たちは畑を耕し生きてきた。
雨が降るように祈り、お稲荷様に豊穣を祈る。
そのような産土神への想いを感じるのであった。


しばし、皆野町の街中を歩く。この辺りは、学生時代に自転車やバイクで通った所であり、懐かしい。
店の隣に小さな祠がある。このような神社庁に登録されていない小さな個人の祠が日本の田舎には多い。

そして、次なる場所へと。
ここで、ショックなことに・・・
私は事前にパソコンのGoogleマップで「金子兜太句碑」と検索し、メモして行ったのだ。
しかあし!

元金子医院・壺春堂は、Googleマップには、句碑が表示されていなかったのだ。涙。


こちらは個人宅になる。昔からの地主さんだろうか。大きな家で立派な庭であった。写真は句碑までで家は写さないと。


こちらは、茂徳稲荷神社だ。白い狐たちが何とも可愛らしい。

金子兜太先生のお父様が開業されていた旧・金子医院、壺春堂の前にある。
というか、同じ敷地内だ。

ううう、壺春堂に何故に立ち寄らなかったのか・・・涙。やはり、あらかじめ情報を集めないとなと切に思うのであった。


茂徳稲荷のそばにあった土筆は既に終わりに近い。

野山来て 久方ぶりの 土筆視る

気を取り直して、次なる地へと。。。


真言宗智山派・円明寺さんにある金子兜太先生の句碑だ。

詳しくは、こちらに。


真言宗豊山派・萬福寺さんと金子兜太先生の句碑。

こちらのお寺の魅力は何と言っても庭を埋め尽くす枝垂桜であろう。
なんと!亡くなられた前の住職夫人は、私の実家菩提寺からこちらに嫁に来たとな。縁を感じる。

詳しくは、こちらに。

あちこちで長話をするものだから、12時近くになってもうたやないかーい。

親鼻駅近くにある道の駅にて、うどんとわらじカツ定食を食すなり。
炭水化物ばっかり。昔からの秩父の食事の定番。肥るわけだな。

道の駅にて購入した秩父源流水。
同じ物が、西武秩父駅土産売り場にて150円。ホテルの部屋の冷蔵庫で175円。セブンイレブンで100円。
お得ううう。ああ、冷たい水が美味しい。

親鼻橋を渡る。長瀞の名物の1つ、荒川ライン下り。そこの出発地点ともなっている。
歩くの疲れたから、ここから船に乗りたい。。。と思いながらも、受付は長瀞駅ちかくにて。そこから専用の車で移動なのだ。残念。


親鼻橋を超えると、観えてくるのは白い鳥居。
金崎神社である。

詳しくは、こちらに。


宝登山に向かう途中に、金崎神社奥宮入口がある。
本来は、こちらの石碑が入口となっている山の中にあったようだ。 地滑りが酷い為に今の場所に移されたのだ。今ある場所は、バス路線沿いでもあり、駐車場もあり、便利だ。
石碑がある山を登って行くのだが。 「地滑り注意」「ギャグすべり注意」とな。
山登りの恰好をしていないので入口で終わりにした。


金崎の地にある古墳だ。

そして、辿り着いた宝登山神社参道。


宝登山神社境内に、金子兜太先生の句碑と銅像がある。
とりあえずは、金子兜太先生の句碑巡りは、ここで終了。

詳しくは、こちらに。

ロープウエイに乗るのは何十年ぶりだろうか。宝登山の清らかさと花々に癒されたのであった。

宝登山を堪能し、山麓に戻ると、ホーホケキョとウグイスの鳴き声が聴こえてきた。その声に惹かれ、行ったのが、撫子の寺と呼ばれる不動寺である。



詳しくは、こちらに。

長瀞駅までの無料シャトルバスを逃してしまった以上、歩くしかない!
ということで、長瀞駅まで歩く。



こちらは、長瀞駅前にある一本杉稲荷社である。
お賽銭を入れて、旅の感謝をした。


長瀞駅に到着。さて、駅前の土産屋さんでお菓子でも、と思っていたが、あと3分後に熊谷(羽生)行きが来るううう。
東京、横浜辺りと違い、電車の本数が少ないので乗り遅れるわけにはいかない。気持ちは村井美樹だ。

ということで、秩父鉄道に乗り、座っているうちに寝てしまうと・・
とうに、熊谷は過ぎていたーーー。
/(^o^)\ナンテコッタイ。

と言いながらも、山道を歩き自然を堪能し、温泉も良かったし、と感謝の旅だった。


皆野駅近辺から観た美の山。
皆野椋神社のページを観ると、「蓑山」とあるので、漢字を変え、イメージを美しくしたのではないだろうか。

次回は、美の山に登りたい。

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