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有島武郎 一房の葡萄の地に想いを巡らす

有島武郎の童話「一ふさのぶどう」の舞台は横浜だ。
有島武郎自身、小さい頃に父親の仕事の関係で横浜に住み、ミッションスクールに通っていた。

あらすじ、その他は、こちらに詳しく出ている。


この物語であるが、舞台は横浜市にあるメソジスト系の学校。
有島武郎が通っていた当時は、横浜の山手にあった。
あの辺りは、キリスト教会やらキリスト教の学校やらが多い。
大正時代に入り、現在の横浜市南区蒔田の地に移転した。
今は、青山学院付属横浜英和学院となっている。


ここの蒔田の学校。かつては、蒔田城というお寺があった。
今は、城跡もわからない状態だ。


横浜英和の下にある曹洞宗寺院の方が、蒔田城時代の面影が残っているかもしれない。明治になり、神仏分離を言い渡されたり、お城取り壊しを新政府から命令を下されたりと、かつての歴史あるものが。。。と残念に思ってしまうのだった。


横浜英和にある葡萄棚だ。

横浜英和の外形だけをデジカメで納めてきた。
明治時代にキリスト教の影響を受けた有島武郎に自分の姿を重ねてみたりするのであった。
有島武郎はキリスト教を信仰した(と思い込んだだけかしれない)ので洗礼を受けた。だが、やがては棄教し、自殺を遂げる。

私も棄教者だ。だが、幸いな事に生きている。日本の旧い物を愛し、愛されている。
明治時代、その時代に生きた人は大変だったのだろうな、と思うのみである。


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