家事を見直す~読書記録93~
2019年に発行された中野円佳さんの「なぜ共働きも専業もしんどいのか」
いちいち、頷きながら読んでいた。
私よりも20歳ほども若い方なので、世代間の感覚の違いはあるが、西欧では近代化後、日本では明治維新の後、主婦が大変になったのは確実だ。
まあ。今の日本では、結婚したくない女性が出るだろうなとは思う。
日本の現状を観ると、パートでもフルタイムでも主婦の家事はキツイのだ。昔は子どもを働かせていたものの。現在の子どもは偉い!!
知っている人などでも、30歳頃まで親と同居、会社の弁当を母が作るなどという女性もいるが、結婚してから困っているようだ。
30近い娘を「姫」とか呼び、甘やかすのもな、と思いながらも、一手に家事や雑事を引き受けるのが偉いとか思う人も多いのだ。
本の内容や著者の紹介は上を読んでいただくとして、私の個人的な思い、今後のやり方を書きたい。
この本にもあったが、食事の片付け。江戸時代は毎食ごとに食器洗いなどしなかった。1人1人、箱膳があり、片付けも各々。最後、茶碗にお茶を入れて飲む。
熱いお茶は、抗菌作用もあり、固い米粒などを落としやすくするのだ。蕎麦を食した後の、蕎麦湯なども日本人の先人の知恵の一つかもしれない。
食事ごとに、食器洗いは近代以降。食洗機、お掃除ロボットなど、ある程度、片づけてから使用するもの。
著者が言われるように、近代化で男性が家でする仕事は減ったが(風呂の薪割などね)女性が家でする事は多い。
そして、納得したのが公園デビューでのストレス。専業主婦はそれがある。私は公園デビューでの失敗、ストレスから妊娠10ヶ月の時よりも肥ってしまった。引きこもりし、おやつを食べながらのパソコン生活。夜更かし三昧。
それを救ってくださったのが菅義偉先生だった。横浜市議会議員時代に、横浜市独自の認証保育園を考えてくださり、懇意にしている企業に働いてくださった。派遣ではあったが、働くようになると化粧もするし、規則正しい生活でダイエットも出来た。
そして、ここからが本題なのだが・・・
1日3回、食事を作り、食器を洗う必要性があるのだろうか?
少し前から実践しているのは、おかずの作り置きだ。ダイエット本を買い込み、始めたのだが体重は減らず。けれども、家事が楽になっているので良しとしよう。
作り置きおかずを思いきり馬鹿にされた事もあったが、その人とは絶交状態であるし、人は人。百人百様なのだし。しかも、そのおかずは私しか食べないのだから気を使う意味はない。
息子の食事に自分の食事と、2食分を一気に作り、皿を分けて出している。
と言っても、息子は学校が忙しく、夜しか食べられないので1日1食だが。
食器洗いも、細かい箸などはその都度だが、茶碗は江戸時代の人のようにお茶を飲むのに使い、1日1度、夜に食洗機に。
1つのお皿にする、冬は鍋。などにするのもよい。
掃除機も毎日はかけない。ゴミを見つけたら、ほうきで。
こう開き直るのは、私が年を取ったからで(40代までは、それなりに毎日頑張っていた)、ヘルパーさんを将来にも渡り、お願いしない為には?と模索しているからだろうと思う。
そんなこんなで、結局は自分の事を書いているのだった。