日本の10大新宗教 2007年 島田裕巳~読書記録167~
2007年に出版された宗教学者・島田裕巳先生の著書。
戦前からも存在する既定と呼ばれている宗教からは少し外れた宗教を取り上げ、まとめている。
1:天理教
2:大本(おおもと)
大本(おおもと)は、出口なおとその娘婿出口王仁三郎が興した神道系新宗教。
3:生長の家
生長の家は、1930年に谷口雅春が創設した新宗教。 その信仰は、神道・仏教・キリスト教・イスラム教・ユダヤ教等の教えに加え、心理学・哲学などを融合させている。正しい宗教の真理は一つと捉えている。
4:天照皇大神宮教(てんしょうこうだいじんぐうきょう)、璽宇(じう)
天照皇大神宮教(てんしょうこうたいじんぐうきょう)は、北村サヨが1945年(昭和20)に創唱した新宗教。 彼女を宇宙絶対神の宿る人間とみて、その説法を信奉する。 教義では、自己中心的な心を捨て、無我の境地に達することが人生の目的とされる。 信者はこの境地を象徴して「無我の舞(まい)」を舞うため、通称「踊る宗教」といわれた。
璽宇(じう)は、第2次世界大戦後広まった新宗教。大師信仰と大本教の影響を受けていた長岡良子が終戦直前の 1945年6月に,突然救世の大尊師としての神の自覚をもちみずからを璽光尊と名のったのに始る。 46年に双葉山や呉清源を連れて東京から金沢へ「遷宮」したことで一躍有名になった。現在藤沢市に本拠をおくが,積極的な布教活動や教団の組織拡充は行なっていないので,規模はさして大きくない。敗戦の年以降,昭和の元号を否定し,46年を「霊寿元年」と呼ぶなど世直し思想が強く表われている。
5:立正佼成会、霊友会
6:創価学会
7:世界救世教、神慈秀明会、真光系教団
8:PL教団
9:真如苑
10:GLA
GLA(ジーエルエー)は、高橋信次が創立した日本の宗教団体。 東京都台東区雷門に本部を置く。現代社会が抱える様々な課題の根本に、人間が永遠の生命としての「魂の原点」を見失った存在の空洞化があると説く[GLA 1]GLAは創立当初の1969年には神光会あるいは大宇宙神光会と称していたが、1970年に団体の名称をGod(神)Light(光)Association(会)の各語の先頭の文字を合わせたGLAへ改めた。
中には、名前を聞いた事もないものもあるので、日本には実に多くの新宗教というか、教祖を名乗る人が現れるのだな、と思った。
そして、それらの教祖の多くは、哲学やら他の既存宗教などに救いを求めたりする人も多い。
天理教など、教祖が神憑りとなってから起こったものもあるが、それらは精神的な病ではないのか?と個人的には思ったりする。
創価学会やら日蓮宗から派生した宗教は伝道熱心だ。都会の「菩提寺を持たない」人には、敷居が低く、入りやすいとも思った。
天理教、PL教団などは、有名であるので省くが、他の物については補足した。