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北条実時のお墓詣りも命がけ 横浜市金沢区・称名寺 私の百寺巡礼4
2022年現在、NHK大河ドラマで放映中は北条家が主役(北条義時だけではなく、姉や父、他諸々、北条家全体だと個人的に思っている)の「鎌倉殿の13人」
私によくしてくださる京急線沿いの女性も「鎌倉殿」の舞台となった場所案内ボランティアをされているそうだ。
気軽に行けて時間もかからない京急線沿線で「鎌倉殿」ゆかりの地という事で、京急金沢文庫駅から徒歩圏の真言宗・称名寺へ。
寺院に行く際には、必ず坂道があるのだが、今回は海に近いせいか平坦な道であった。
しかし。。。「鎌倉殿」見学ツアーの団体さんの多いこと。
プライバシーもある為、写真に写らないように注意しながら、何回もデジカメの写真を削除したのだった。
駅から歩く事10分ほど。赤門が見えてきた。赤門通りと呼ばれる通りとぶつかる。
調べてもハッキリとわからないのだが、何故か真言宗の寺院は赤門が多いような気がする。
表門になる。
見事なケヤキの樹だ。
称名寺の太鼓橋だ。旧い物であるから階段が木で出来ている上、写真ではわからないのだが、実際には1段ごとの高さがある。気を付けないと転倒しそうな橋である。思うのだが、昔の日本人は今よりも足が短かったはずなのに、石段や階段の1段が高いのだ。つまり!足を思いきり上げないとならない。足が鍛えられるだろうな・・・
五木寛之先生が書かれていた甲子園の入場行進を想い出した。
多分、2月、3月の頃の変形性膝関節症だので整形外科に通院していた私には、この太鼓橋を渡るのは無理であった。本当に、膝の痛みを治してくれ、歩く喜びをよみがえらせてくれた整体師には感謝する。
池には水鳥もいた。カエデの鮮やかな緑。多分、紅葉の季節がここは良いのだろう。
称名寺境内にて。。。
空襲に遭わなかった幸いを思う。旧い建物は何故か私の心を癒すのだ。
南大師遍照金剛・・・
Wクロちゃん。
ここの寺院の飼い猫・クロちゃん。とても人懐こいのだ。自分から近寄ってきて、「好きにしてーー」状態。
観光客も多いはずだが、人から怖い目に遭ったことがないのだろう。
トンネルを抜けると県立金沢文庫。
北条実時の像である。
北条実時とは何をしたか?というと、「金沢文庫」という、図書館のような物を作った武将なのである。
そして!!
いざ鎌倉!!じゃなかった。北条実時の墓へ。
だが、駅からの道にも境内にもあれほど沢山いた「鎌倉殿巡り」団体一行様がいないではないか。
本当に、こっちの方角でいいのだろうか?
GoogleのMapでも、寺院の案内でも方角はあっているのだが。。。
連日の雨続きの為なのか?
人が滅多に来ないだろう山道は泥濘だった。鎌倉殿ツアーの団体さんは行かないので、独り、「なんやー!」と、ダイアン津田のように登った。しかも、また、ここの石段の1段が高いのだ。思いきり足を上げた。
落下防止のような柵は途中までしかなかった。落ちたら崖やんかー。
帰り道は笹に掴まりながら、陣内智則の演技のように
「おかあさーーーん!」と叫びながら下るのだった。
山は下山の方が事故が多い事を知るのだった。
やっと。。。
沢山歩いて。
笹に掴まりながらの山歩き。
京急線某駅では久々の和式トイレで太ももとお尻を鍛えた。
和式トイレと言うのは、頑張って太ももとお尻を意識しないと、下半身が便器や尿などにくっつくので、筋トレになるのだ。
よし!!野田クリスタルみたいな下半身になるぞ〜!
と思って過ごした昨日。
今朝から見事に太ももが筋肉痛だった。だが、変形性膝関節症とやらで平坦でさえも痛くて歩くことが出来ない、あの痛みとは全く違う。有難い。
石段さえもなく、ぬかるみの山道を歩く楽しさ。まだまだ私は楽しく生きられそうだ。
金沢山(きんたくさん) 称名寺 (真言律宗)
神奈川県横浜市金沢区金沢町212-1
京急金沢文庫駅から徒歩12分