生きるヒント~読書記録197~
作家の五木寛之先生が1993年に書かれたエッセイだ。
五木寛之先生なりの「人生論」であるが、重く堅苦しいものではなく、気軽なアドバイスのようなものである。
12章に分かれて構成されている。
歓ぶ(よろこぶ)
惑う
悲しむ
買う
喋る
飾る
知る
占う
働く
歌う
笑う
想う
「人生に希望はあるのか」
「人生に価値はあるのか」
若い時から先生が考えて来られた事。
自分たちがどこから生まれ、どこへゆくのか、意識して考えること。それが大事なのだと本書では言われている。
歓ぶの章で、先生は「1日に1つは喜んだことを書こうと決心して手帳に書かれたそうだ。そのエピソードが本当に良かった。真似したいなと思った。
五木寛之先生ならではの博学さ、蓮如上人が大好きな事が底からわかる一冊だ。
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