岩とお堂の素晴らしさ 秩父市 曹洞宗融興山瑞岩寺 私の百寺巡礼299
融興山瑞岩寺は、享禄元年(一五二八年)端山守的を勧請、開山として創立した曹洞宗の寺である。
歴史的には、鉢形城主上杉越後守顯実の家老長尾四郎左衛門昭国が開基となっている。以来、長く栄えていたが、昭和三十三年の火災によって全堂宇灰燼に帰し、現在の本堂は、昭和三十八年に竣工されたものである。
本尊は、十一面観音で、除病、滅罪、求福の菩薩像である。なお、境内仏として岩山の中腹に不動堂があり、毎年四月には、縁日が催され、多くの信者で賑わう。
昭和五十五年三月一日、秩父十三仏霊場巡りが開創され、ここ瑞岩寺は、観音菩薩の寺となっている。
本堂裏の岩山に自生する松林は、樹齢二百五十年を数え、その樹下や岩肌のあちこちに群生するムラサキヤシオツツジ、ヒカゲツツジ、トウゴクミツバツツツジは、桜の終わる四月中旬ごと岩山一面に美しい花を咲かせ、名所となっている。
このつつじは、昭和三十二年二月八日、市の天然記念物に指定された。また、岩山からの眺めはすばらしく、近くには高篠山と武甲山、さらには秩父連山が一望できます。(秩父市掲示より)
元々は、禅寺の修行道場であったらしい。
戦後に新しく建てられた本堂よりも、石段を登った所にある不動堂。これが迫力があり、旧い感じがして良いのだ。不動堂の前には狛犬。
瑞岩寺という名前の如く、岩が印象に残る、そんなお寺であった。
こちらは、4月に山を覆う岩ツツジが有名である。
よし!来年の4月に又来よう!
曹洞宗融興山瑞岩寺
秩父市黒谷1633
和銅黒谷駅より徒歩20分 西武バス瑞岩寺入口バス停より預保5分