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ヘボン博士診療所跡 横浜市神奈川区 曹洞宗開塔山日輪院宗興寺 私の百寺巡礼177

ここ、東急線の反町駅から全然近くないし。横浜駅のが近いやんか。
などと文句を言いつつも、東急花御朱印巡りに。


ここ宗興寺も東急花御朱印巡りの1つとなっている。

宗興寺の創建年代は不詳ですが、伊豆海島風土記によると永享12年(1440)に神奈川宿開塔山宗興寺から住職を請うて八丈島宗福寺を創建したとあり、その開塔山宗興寺については当初真言宗だったが臨済宗に宗旨を改めていたと記載しており、古くより存在していたと考えられています。本覺寺第五世朝鑑秀賀が寛文年間(1661-1672)曹洞宗に改めて、江戸末期の横浜開港時にはヘボン式ローマ字で知られるヘボン博士が、当寺に施療所と開いていたといいます。


ヘボン博士療養所跡だ。
こちらの住職にお伺いしたところ、この辺りは江戸時代は神奈川宿の宿場町として栄え、お寺が多かった。明治開港直後には各国の外国大使館が置かれたという。それがお寺であったりしたのだそうだ。
アメリカ人宣教師が住む場所がお寺であったりなど、やはり日本人は心が広いと思う。例えば、ユダヤ教、イスラム教の国なら、個人個人は良い人であっても、公堂の宗教施設に他の宗教の人が寝泊まりなどさせないだろう。


お寺の裏にある井戸だ。この水をヘボン博士も飲んだということだ。


住職の御厚意で御本尊を拝ませて頂いた。
(写真撮影許可済み)
こちらの千手観音像。本当に手が千本あるのだ。後光が差し込むような、そんな美しさに満ちている。
東急の御朱印巡りとして、御朱印だけ貰う人が多いようだが、こちらの千手観音像を是非見ていただきたい。
対応してくださった住職様に感謝。


御朱印にもヘボン博士


曹洞宗開塔山日輪院宗興寺
横浜市神奈川区幸ヶ谷10-6
京急線神奈川駅より徒歩5分

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