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俳句まとめ 2024年10月
ホトカミやらインスタやらに投稿したもののまとめです。
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奈良県薬師寺に参拝しました。
薬師寺の紫式部の実が、こちらへどうぞ!と招いてくれるようでした。
式部の実 時越え招く 薬師寺よ
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奈良県桜井市の真言宗豊山派総本山長谷寺に。
朝7時前からのお勤めに参加いたしました。
観光客のいないお寺の静けさが又気持ちよい。
前日に見落としていたのだろう。
石段に菊の鉢が置かれ、若い修行僧が手入れをしていた。
境内を丁寧に掃除する姿。
実を言うと、私は9月末で仕事の契約は打ち切りとなり、無職オバサンとして好き放題に生きようと思っていたのだ。時間も出来たし、の旅でもあった。
けれども、この若き僧たちの姿から、丁寧な生き方をしようか、などと思ったのであった。
勤行はもちろん初めてである。実を言うと、私は宗派関係なく、葬儀の席では必ず寝てしまう。座布団に正座して居眠りだ。朝早く、寝てしまわないか。ちと不安でもあった。
だが、そんな心配はなかった。
若い修行僧の太鼓を叩く迫力。まるで、LUNA SEAの真矢みたいだった。 親戚などの法事では常に寝ている私だが、気持ちよく参加出来た。
私の前には、大きな十一面観音菩薩がおられる。
最後の法話でも少し話があったが、怒り、悲しみ、笑いなどの人の感情を表しているのだという。
自分なりにこの十一面観音菩薩と対面しながら考えた事は、この菩薩像は、人の色んな感情、怒りや憎しみなどを十一面観音に表している。
けれども、最後は全てを受け入れて穏やかな顔になるのかな?ということだった。
多分、お寺の関係者、僧侶やらその家族らが聴いたら、「だからお前は地獄行きなんだなあーー」「そんな考えはおかしい」と責められるであろう。
まあ、私が勝手に思ったことだから仕方ない。
最後は本堂から縁に出て、一同が立ち、周りの山に向かい、その山に祀られている神様に祈るのであった。
そういえば、前日に、近くの山の神社を見たな、あ、あそこは行ってない、など思いながらも、地域の為に祈る尊さに感動したのであった。
改めて、神仏習合が良い!と思うのであった。
参道や 菊で埋まりし 勤行よ
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奈良県宇陀市の室生川にて。
紅葉の季節の始まりです。
山寺や 紅葉便り 古都の香よ
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秦野駅からすぐの場所にある八坂神社に参拝しました。
小さな神社ですが、御神木のムクの樹が素晴らしかったです。
彼岸花は蕾。今年の暑さを象徴するかのようでした。
彼岸花 見上げる先には 鳥居かな
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奈良県 近鉄線の大和西大寺駅前にあるのが西大寺だ。安倍晋三元総理の事件は北口で、西大寺は南口となる。寺の名前がそのまま駅名になる。これはもう行かねばと思ってしまう。
中は広い。そして、伽藍も素晴らしい。奈良駅、奈良公園などの修学旅行、観光客がよく行く場所から離れているためか、それとももうすぐ雨が降りそうな空模様の夕方の為か。参拝は私1人。落ち着いて静かに参拝する事が出来た。
これを言っては失礼かもしれないが、外国人観光客でごった返しの東大寺よりも、西大寺の方が個人的には好きだ。落ち着く。
中は広い。そして、伽藍も素晴らしい。奈良駅、奈良公園などの修学旅行、観光客がよく行く場所から離れているためか、それとももうすぐ雨が降りそうな空模様の夕方の為か。参拝は私1人。落ち着いて静かに参拝する事が出来た。
これを言っては失礼かもしれないが、外国人観光客でごった返しの東大寺よりも、西大寺の方が個人的には好きだ。落ち着く。
脇にひっそりと咲く萩の花。弘法大師さまはどこから同行よーー。と我儘を言うのであった。
萩の花 同行二人 西大寺
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奈良市の秋篠寺にて。
萩の花が咲き乱れる庭であった。とにかく、ここのお寺。山門から入場券を求める入口まで長いのだ。多分、お寺が出来てからの数他の出来事ゆえに、奈良時代のお堂は無くなり、こんなにも広すぎる!と思えるほどの空間なのではないかと思うのであった。そして、俗人である私の悪い癖で、これだけ有名なお寺で拝観料も取るんだからと御朱印があるか聴いてしまったのだ。ああ、仏を求めていない餓鬼畜生なり。今はされていない、とのこと。その時には、そうなのかと納得したのだが、後日、ネットで調べると6月6日の1日のみ御朱印があるのだとか。もう、言ってよーーー。と思いながらも、それだけの為に並ぶのも嫌なので御朱印はどうでもいい。
庭の苔むした様が魅力の寺だ。「苔寺」とも呼ばれている。そんな苔寺で、雨が降りだしそうな中、苔に滑ってこけた私は恥ずかしい。
敷地自体は広いのだが、お堂はえ?これだけ?と思ってしまった。申し訳ない。。。。そう、ここは、国宝、重要文化財となっている仏像と本堂に入り、対面する場なのである。萩の花に誘われ、25体の仏像を観る。そんなひと時であった。
萩の花 向かう先には 伎芸天
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奈良県明日香村の岡寺に。厄除けで有名なお寺です。
飛鳥大仏の前にあるバス停で降りたあとは、ひたすら山道を歩いた。
何故か、Googleマップの案内は、このような山道で、バス路線沿いの道を無視するうう?なのだ。
寺の入口にいたのは三毛猫。誘われ、山門に入るのであった。
かつては、都があった飛鳥の地。今は静かな山の中にある。
道行くコスモスの花を見ながらも、当初の目的である「厄除け祈願」を願い、力強いお大師様の像にも更に願うのであった。
秋桜や 願うは一つ 厄除けよ