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吾野周辺記

いつも秩父に行くには、池袋駅から全席指定の特急である。
そんな時に電車から見かけて気になっていた場所が吾野駅下の吾野弁財天であった。



こちらは弁財天を駅から観た所だ。

そんなもんで、よし!吾野弁財天に行こう!と思い立ち、いつもは秩父まで乗換なしの特急ではなく、池袋駅から飯能駅まで急行、飯能駅から各駅停車と相成った。

しかあし!
今は気取って座席指定の特急だの、西武百貨店で弁当を買って席で食べるだの言っているが、我儘な息子と一緒だからの話だ。
独身時代は特急なんか乗った事がなかった。
池袋駅から急行だが所沢駅までは立っていく。所沢を過ぎると座れるのさ。
飯能駅から西武秩父駅までの各駅停車もゆっくりと本を読んだり、寝たり、ウォークマンを聴いていたりと。
なんか、お独り様って気楽だな、と再確認した。

こちらは参考になるかもしれない。


訪ねた順に載せていきたい。


駅に到着。ホームから観える墓地の広大さに驚く。

吾野弁財天のある橋に行くには駅からこんな急な階段を降りてゆかねばならないのであった。前日にルミネでウエストポーチを買って正解の瞬間だ。

①吾野弁財天

高麗川の自然の岩の上に造られたものだ。

様々な角度から撮影してみた。
川と一体となった弁財天に見とれてしまった。

②白髭神社

吾野弁財天からは飯能駅方面に徒歩3分ほど行くと到着する。隣は郵便局でわかりやすい。

自然の岩を利用した感じの手水舎が風情があった。
社務所は町内会館となっており、町内会で管理しているようだ。


秋海棠
吾野宿の名残り

郵便局の駐車場はコスモスの花が綺麗に咲いていた。この黄色い花はキバナコスモスというらしい。Google検索より。



彼岸花

駅の近くでは、オレンジ色の金木犀の香りが漂っていた。
ううむ。これらの花々。都会では見る事がないな。

木犀や 山に誘う 武蔵の地


コスモスは園芸店でしか見ていない。秋海棠は山で見かけるのみだ。
花々に出会うのも旅の楽しさかもしれない。

③秩父彦神社


web情報より

秩父御嶽神社の前身でもあります。秩父彦神社は、垂仁天皇の時代に知々夫彦命を勧請し、中古伊弉冉命・伊弉諾命を合祀して聖天社と称したと伝えられ、源義経の家臣岡部六弥太が当地に落ちのびて居住した際に社殿を補修、以後岡部家の氏神として崇敬され、明治維新後に秩父彦神社と改称していました。

今は立入禁止になっている。
草に覆われ、虫と服にくっつく植物の群れに、スズメバチではないにしろ蜂がーーー。慌てて逃げるうう。

④法光寺

詳しくは、こちらに。

法光寺からは、国道299号沿いに秩父方面にしばし歩く。


高麗川

色づき始めたカエデを観ながらの独り歩きだ。


⑤諏訪神社

秩父御嶽神社の鳥居を潜り抜け、高麗川沿いに左に曲がる。
小さな神社だが、澄んだ水の高麗川沿いにあり気持ちの良い場所であった。
御朱印は書置きしたものが社殿の前にあり、お賽銭箱にお金を入れるというものになっている。

⑥秩父御嶽神社

詳しくはこちらに。

⑦瑠璃光寺


御嶽神社がある東郷公園入口と国道299号を挟んで向かいにある無人のお寺だ。
本堂は小さいのに墓の多さに圧倒される。
流石に、これだけのお墓があると檀家さんも多いだろうし、お寺には住めずとも潰すわけにはいかないのだろう。
吾野駅前にある曹洞宗法光寺さんが兼務されている。
だが、私はこの山を観ながら、今後の日本の墓問題を考えるべきと思うのだった。偉そうに言うな?か!
兼務寺だって大変だ。
これから日本は少子化の影響もあるし、経済的な余裕のある人はいないのにやたらと介護費用がかかるしで、お墓や法事にまで時間やお金が取れないだろう。
僧侶だって不足してくると思う。
これはまあ、国、行政レベルで考えて欲しいのだ。
とまあ、上の文は余談すぎた。
景観は素晴らしい。撮り鉄スポットにもなっている。
彼岸花に萩にススキと。秋がいいかもしれない。

無人寺 列車と共に アキアカネ




そして、吾野駅に戻り、どうしても欲しかった品を手に入れるべく西武秩父駅に。取り寄せる場合は、秩父駅にある地場産業振興センターのネット通販になるのだが、送料と吾野駅から西武秩父駅までの往復運賃を比較すると、西武線の勝ちーー!ということで、秩父に。

それはこれだーーーー!秩父市、旧秩父郡吉田町の小さな工場で作られている秩父飴。昔からうちにはこれがあった。
通っていた中学がこの工場兼店舗の近くという事もあり、学校帰りに友人と立ち寄っていた想い出がある。何十年経っても変わらぬ味。飽きないなあ。

私が秩父に着いたのは12時半頃。お腹が空きすぎて、駅の中にあるフードコートで蕎麦を食べたのだが、水を買うべくセブンイレブンに向かうと(駅の売店より60円ほど安い)、何と!駅前でイベントがあったじゃないかーー。


あ、東京新聞やないか。いそこ記者は秩父には来ないでね。
駅前広場に出店されていた食べ物のほうが美味しそうだった。
あの蕎麦、もう食べないという味。

こうして、1日、吾野駅周辺を歩く旅は終わった。

しかあし!
飯能七福神巡り。

あちこちに散らばっているというか。川越のように駅周辺に集中していないから、1日ではムリだ。


子の権現、竹寺。ここって、駅から遠い。バスもない。ひたすら山歩き。まるで昔の天台宗若手僧侶の修験道みたいな場所ですやん。
この表示板によると、東郷公園から浅見茶屋までは2㎞。そこから徒歩40分で子の権現(天台宗天龍寺)。更に、子の権現から徒歩60分、竹寺(天台宗八王寺)と。
仕事辞めて、連休が取れたらにしまあす。

だが、飯能駅に近い場所、吾野駅周辺で行かなかった場所には再度行きたい。


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