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奥鬼怒温泉郷の秘湯を独り占め バカンスはいつも雨♪
今回の旅は、日光市奥鬼怒温泉。
元々は、藤原町だったらしいが、いつの間にか日光市になってるやないかーい。
日光市は平成18年3月20日、旧今市市、旧日光市、旧藤原町、旧足尾町、旧栗山村の2市2町1村の合併により誕生しました。
元々は、8月31日に五木寛之先生の講演会が栃木市の岩下新生姜ホールで開催されることを知り申し込みを。予定では、無職オバサンとなっているはず・・・だったもので、よし!ゆっくりと、鬼怒川の温泉にでも行くか!となったのだ。
鬼怒川公園近くのホテルを予約していたものの、間近になり、奥鬼怒にこんな素晴らしい宿があるよ、と友人が教えてくれたもので、そちらに急遽変更したのであった。
この宿。東武線の鬼怒川温泉駅から日光市営路線バスで1時間50分。更にそこから宿の送迎者で20分という秘湯なのだ。
何故、バスがそこまでしか行かないのかは、宿の車に乗ってから判明したのであった。
だが、しかあし!
全く、私ってやつは。。。
なんだって、こう旅先で雨に降られるんだろう。
イヤ、というか、各観光地で買った傘をコレクションしていないか?
箱根、仙台、金沢、大宮、太宰府・・・傘を買いすぎやーー!
今回は、ひと月以上も前に天気がわかるわけないやろおおおお。
進路の読めない台風10号に全くもって振り回されてしまったのだ。
この台風。予定では、8月27日くらいには、関東を抜け、週末はバカンスやら交通には影響はない、はずだったのだ。
ところが、どすこい!
居座りすぎやーーーー!いつまで日本におるんねん。
ということで、27日の火曜日に宿に電話をしたのだ。
「すみません。。。台風がかなり強いようで、鬼怒川温泉駅からバスが出ているか不安になりまして。。。キャンセルしようかと」
と、あやふやな言い方をしたのであった。
対応したのは、年配の男性であった。
「イヤ、雨でも東武線と路線バスは動いてますよ。鬼怒川温泉駅までくれば何とかなりますので。今キャンセルしてもキャンセル料がもったいないですし、来た方がいいですって」
とのことで。その場では保留。
暫くはテレビとネットの天気予報ばかり観ていた。
さて、30日当日。本来の予定では、昼前に鬼怒川温泉駅に着き、ロープウェイに。温泉神社やら堪能。鬼怒川公園で食事やカフェ。2時間ほど過ごそうと思っていたのだ。
しかあし!大雨の中、多分、ロープウェイ動いてるかな?歩けないな。イヤイヤ、そもそも靴下が濡れてるんだが。。。
ということで、早朝6時前に自宅を出発。朝10:15に鬼怒川温泉駅を出発のバスに乗る事にしたのだった。
ところが、ここでまたしても予定外のことが・・・
上野東京ラインは便利なんだけど、どこかで事故やら故障やらがあると、全体的に響いてしまうのだ。熱海から小田原までがかなりの雨量だったようで、東海道線が動かず。
ええええ?横浜駅からそのまま栗橋駅まで行って、そこから東武線で、の計画が。
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必死にYahoo!路線案内を検索する。焦る、焦る。
ということで、品川駅まではなんとか行けたので、京急線で浅草に。
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浅草は思ったほど降っていなかった。横浜はかなりの雨で靴下が濡れている。もう早く、温泉に入りたい・・・状態だった。
ちなみに、こちらの写真。Google消しゴムマジックで他の人に迷惑にならないように調整。Google様様。
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浅草まで確実に遠回りしている。栗橋駅からの方が距離的には近い。
でもって、特急スペーシアの指定席券の出費も、アイタタタ。
横浜駅から鬼怒川温泉駅まで・・・
京急線経由の浅草駅からスペーシアで3850円。
栗橋駅から東武線普通で2513円。
ま、東武線に乗れてしまえば何とかなる!
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車内は空いていたので、のんびりと村上春樹のエッセイを読みながら、グミを食べている。
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無事、鬼怒川温泉駅に到着。
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あとは、もう無我夢中でバス乗り場を探すのみ。
今思えば、時間に余裕があったので、駅前でソフトクリームとかバウムクーヘンなんかを買っても良かったかもね。
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すみませーん。このバス、女夫渕まで行くバスでいいんですか?
と、バス旅の太川陽介さんになり切るのであった。
ここで、またまた、失敗。
日光市営バス。Suica使えないじゃないかーー。
小銭がないよーー。ま、お賽銭用の財布から出せばいいか。
やはり、旅には現金、小銭は必要。ついでに言うと、泊まる宿もカード不可。チェックアウト時にニコニコ現金払い。
と、雨の中をバスは走って行った。遅れもなく、安心して。
イヤイヤ、長い旅路だ。2時間近くも座っていたら、脚が痛くなってしまう。
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と、ここで、「トイレ休憩10分です」とバスの運転手さんが停めたのはバスの休憩所でもあり、1軒のお土産屋さんだった。
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どれだけの天気かは、この写真でわかるだろう。
栃餅を購入。宿で食べることになるのだが、美味しかった。
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さて、と。12時少し前。終点の女夫渕バス停に到着。
ここで、何故に路線バス、及び車の運転に自信のない方はここまで。(駐車場は広く無料であった。)あとは、歩くか、宿の送迎車で、となるのかが分かったのであった。
舗装された道はここまでなのだ。
あとは、未舗装路の石ころだらけの峠道となるのだった。
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宿の送迎者に。
かなり揺れた。
なんてこったい。
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無事到着!12時20分。
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宿で昼用に用意された山菜蕎麦700円を部屋で食べる。
山の香りが何ともたまらない。
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さてさて、どうやら私は運が良かったようだ。
8月の休日前であるにも関わらず、客が殆どいなかったのだ。
申込時点では、あと残りわずかだったはず。
どうやらかなりの方が台風を怖れキャンセルしたようだ。
私の場合、電話に出た方が「キャンセルしない方がいいよ」と言ってくれたため、ここまでの強行突破となったが、
「いいですよ。はい。キャンセルですね。わかりました」
と言うだろうスタッフもおり。
本当に運が良かったのだろう。
野天風呂を独り占めする贅沢を味わえたのであった。
お昼ご飯を食べて、風呂に浸かり、自分で敷いた布団に夕食ギリギリまで寝て。夕食後に又風呂に。
ちょっとした贅沢だった。平常運転の東武鉄道に感謝。