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岩屋弁天が魅力的 目黒区 浄土宗霊雲山称明院蟠龍寺 私の百寺巡礼209

こちらも東急花御朱印巡りの1つで知ったお寺だ。


目黒行人坂付近にあった称明院(慶安元年1648年開創)を、増上寺の霊雲上人が浄土宗の戒律を復興するため現在地に移し、宝永6年(1709)霊雲山称明院蟠龍寺と改名再建されました。
次いで、寛政6年(1794)律院となりましたが、「不許辛肉酒入山門」の結界石がその名残りを今にとどめています。
本堂には本尊として「木像阿弥陀如来像」(都指定文化財)があり、天明年間(1781-1788)に東都三番札所となり善光寺式阿弥陀三尊像も祀られています。
「江戸名所図会」にのった境内は、当時の風趣が偲ばれ、元禄11年(1698)建立の地蔵尊があります。また、山手七福神の一つであり、江戸裏鬼門の鎮守として岩窟内に石造弁財天、弁天堂内に木造弁財天(八臂の天女像)が安置されています。
さらに境内には、藍蝋の歌碑や下目黒尋常小学校創立之碑などもあります。(目黒区教育委員会掲示より)


山手七福神の弁財天が祀られている。
通常見かける弁財天は、オープンな感じでお寺や神社に造られた池などに祀られているのだが、こちらは岩屋の中に祀られている。東京山の手の都心にあって、この雰囲気はなかなか良い。

規模としては小さいのだが、開かれたお寺だと思った。
私が訪れた時も、これから何らかの会が始まるようであった。

阿弥陀如来は、ありのままでいても救ってくれる。「こうあるべき」に囚われないで(副住職)

こちらに書かれている芝増上寺についての僧侶と一般人の持つイメージ。
確かにその通りなのだ。
お寺の家に生まれた人には当然と思っても一般人はわからないことがある。
その事を気づく吉田副住職は素晴らしいし、尊敬する。

こちらの梅。1本の樹に紅白の花が咲いている。
「源平咲き」と言うらしい。

もともとは赤い梅の木。色素ができなくなって白くなる。
なぜ1本の木に赤い花と白い花が咲くのでしょう。それは、白い花の木に赤い花が咲くようになったのではなく、赤い花の木に白い花が咲くようになったからです。つまり、梅の場合、もともとは紅梅の木に白梅が咲く、という構図です。
赤い色はアントシアンという色素から作られますが、赤くなるためには、多くの酵素を必要とする様々な過程を踏まなくてはなりません。この酵素が一つでもうまく働かなくなると、赤い色になれずに白い花のままとなってしまうのです。(天気JPより)

穏やかな春の日差しに穏やかな僧侶。岩屋の弁財天に紅白の梅の花。
こちらの存在を教えてくれた東急花御朱印巡りに感謝だ。

阿弥陀仏 源平梅の 香の如く

浄土宗霊雲山称明院蟠龍寺 
目黒区下目黒3-4-4
目黒駅より徒歩10分


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