商店街の中に沢山のお地蔵様 横浜市伊勢佐木町 一六子育て地蔵尊 私の百寺巡礼67
伊勢佐木町にはよく行くものの、まさかここに御朱印も頂ける場所があるとは思わなかった。
私が利用している横浜銀行の前にあるのだが、何かのお店だと思っていたのだ。
富山県出身の僧、奥田真眠師が明治三十七年、この地に横浜善光寺別院を創建し、その後十年程して境内にその功徳をもって子宝が授かり、丈夫にスクスクと育つようにと、現生利益の守り佛として、お地蔵様を安置したことに始まった。
ところが、大正十二年九月の関東大震災と昭和二十五年五月の横浜大空襲の災害を我々市民と共に受難し、震災・戦災の供養も込めて霊験あらたかと信仰せられ、縁日が毎月一と六の付く日に行われるころから「一・六地蔵」と親しまれている。
特に宗派はない。
こちらに飾られてある可愛らしいお地蔵様たち。右から2番目の猫が欲しかったのだが、ガチャガチャで引き当てるものだと聞き、迷いながらも300円出して挑戦した。
出てきたのは、熊さんだった。これも可愛らしい。
「人生は人は個のマッチに似ている。 重大に扱うのは莫迦莫迦しい。 重大に扱わなければ危険である。」
芥川龍之介の「侏儒の言葉」だ。
伊勢佐木町・一六地蔵尊
横浜市中区伊勢佐木町7丁目155番地
京急黄金町駅・横浜市営地下鉄阪東橋駅より共に徒歩5分