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座間を歩く

日曜日はどこかに出かける。
何故か?というと、家族に気を使ってだ。
朝1番の電車で遠くに山登りに行く事も多いのだが、その前には、何時の電車、バス、どこをどの順番で廻る、という念入りな計画を立てている。

さて、日曜日は新松田駅からバスで大雄山駅まで行き、大雄山最乗寺とその周辺に行く予定であった。往復で2時間は山を歩く。

しかし、ここのところ、何故だか鼠径部の痛みが酷く、朝早くに起きる事はムリであった。
そして、スマホで「近くにある病平癒の神社、寺院」と検索。
そこで出て来たのが、座間神社であった。


その昔、この湧水を汲んで飲んだところ、疫病が収まった、との言い伝えがあり、それを祀ったのが座間神社のはじまりと伝承されています。
神社建立の由来となった湧水は、夏は冷たく、冬は温かいそうです。


さてさて、座間神社に行くには、国鉄の海老名駅から相模線の相武台下駅がいい。歩いて5分ほどだ。

といいつつも、小田急線の海老名駅から国鉄海老名駅までが遠すぎる!


いかにも、昔の国鉄!と言った感じの電車である。

相武台下駅に到着。ここは相模原市であった。相模原市も広くてよくわからない。

数分歩くと座間市に。


座間神社に到着。


御神木の椎の木が素晴らしい。

こちらは、座間神社が管理している伊奴寝子神社だ。
読み方がわからず、座間神社の宮司さんにお聴きいたした。
「いぬねこ神社」とのこと。ペットの健康、安全を祈願する神社です。
更にお聴きすると、昔はこの辺りは桑畑が多く、元々は「蚕神社」だったのだそうで。養蚕業の祈願だ。
それが、今は養蚕業をする人もいなくなり。
ついでに言うと、その桑畑は米国ベースキャンプになっており。
犬と猫の神社となったそうです。

うちの猫だけでなく、仲良くしている人たちの猫の健康長寿をお願いしました。

座間神社の隣は広い広い米軍ベースキャンプだ。

秋桑無き ベースキャンプに ペット様


近くを流れる川の水は澄んでおり、沢蟹もいた。

座間神社の下にある番神堂。

番神堂の30番神信仰とは神仏習合的な思考に基づき毎日違う神様が順番に人の世をを見守るというもの。元は比叡山の守護から始まり、後に日蓮宗で重要視され、主に鎌倉時代に流行した信仰だといいます。

不思議な空間でした。仏さまを祀るお堂の前に鳥居?ついでに言うと、ここを管理されているのは、すぐ目の前にある日蓮宗寺院のようで。

座間というと、米国ベースキャンプのイメージしかなかったのですが、実は昔ながらの信仰の地という思いがしました。


ベースキャンプの下にある日蓮聖人像。

帰りは、小田急線の座間駅まで歩き、途中で見かけた神社やお寺を廻った。

そして海老名駅にて箱根蕎麦を。

今回は、本当に何も下調べのない状態で行ったので、失敗ばかりであった。
近くにこんな場所があったのか、も多いのだが。
何よりも、座間神社には、わざわざ本数の少ない国鉄に乗って行かなくても、相鉄線海老名駅の1つ手前のかしわ台駅で降りて歩いたら、時間的には乗換なども含め速かった。それから金銭的にも。

やはり、私の場合、念入りな下調べ、計画が必要なようだ。


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