求めない~読書記録108~
2007年に発行された加島祥造さんの詩集。
詩集としては珍しい45万分以上のベストセラーとなった。
解説で医師の帯津良一医師は、「なんと労少なくして功多しの本だろう」と述べている。
「しかし何回か手にしているうち、それほど軽くないのに気づく。行間の重さなのだ」(帯津医師)
本のページを写真に収めたが、このような形で200ページほどある。
普段、医学書のような論文を書かれる方の200ページとは違うだろう。確かに。
けれども、そう!!
帯津先生が言われるように、行間だ。1ページ丸ごと
「求めない」
とあり、そこで読み手が気づく時間。
あああ。私は、せっかちなので深く考えられず、反省。
人は皆、物や人を求め。そして、他人から求められたいのだ。
つまり、承認欲求だ。そこから依存心、共依存関係など生まれる。
私は、カトリックの共同体において、イヤと言うほどそれを知り、傷ついた。だからこそ、そこから離れ、独りで「求めない」事。
これを必要だと思った。
加島さん自身は、都内から信州の伊那に移り、この心地になったようだ。
私が、せっかちなので、松野明美のような早口で、上手く伝えられず、申し訳ない。。。