そうだ!奈良に行こう!
思いもよらぬ?結果。時間がたっぷりと出来る事になった。
やったー!エラリー・クィーン、村上春樹の長編と読み漁るぞおおお。
と、いつも日帰りや1泊で慌ただしくしてきた旅であるが、少し長めにしてみよう。
そこで参考にするは、五木寛之先生の著書。
そうだ!奈良に行こう。
こちらは、高校生の修学旅行で奈良県の東大寺だかどこだかのお寺で買った本である。よくもまあ、40年以上も前の本を綺麗に持っていたものだ。
1番の目的はというと。私の育った町(現在は秩父市に合併)は、無人寺がいくつもあり、1人の僧侶が10近くも兼務していたという地域なのだ。
父の実家と母の実家は同じ僧侶だったので、菩提寺は一緒かと思っていたら、母の方には僧侶一家が住んでおり、父方は無人寺で隣の神社と兼ねていたのだ。
ということで、小学生の同級生やよくしていただいた近所の人たち、皆、同じ宗派。その人たちは口をそろえて
「奈良県にある総本山に行きなさい」
と言うのだった。
朝のお勤めにも参加したいので、近くにある宿を。温泉は出るのだが、部屋にトイレなし。周りには何もないです。と言われてしまった。
その他、私が行きたいのは、真言宗の室生寺、飛鳥寺、岡寺と。
思いっきり不便な所ばかりだ。
近鉄奈良駅近く、奈良公園、東大寺辺りは確かに開けている。
コンビニも土産屋さんもある。
山の中に行くなら、ペットボトルを京都駅で何本か購入して。
行動食のチョコやグミや飴を用意せねば。
というわけで伊勢佐木町に。リュックに入れて、バスの中や歩きながらの行動食だ。
奈良公園、東大寺にも行きたいので、奈良駅近くのホテルを予約したのだが。いつものチェーンホテルの場合、部屋にお菓子はない。お茶も期待出来ない。
なので、私は旅にティーバッグを持ち歩いている。歩き疲れて、ホテルの部屋で珈琲や紅茶や日本茶の熱いのを飲みたくなるのだ。
今回もゆっくりとーーー、などの旅ではなく。何時何分の路線バスに乗らないと!朝ご飯を20分で食べて駅まで走る!みたいな計画にしてしまった。
といいつつも、五木寛之先生が奈良の巻で上げたお寺のうち、2つはムリと判断した。
そして、もしかしたら、旅の疲れやらバスを乗り過ごしたなどで幾つか断念もあるかもしれない。
ま。その時はその時で。
次回の楽しみにしよう。