幸せな食卓~読書記録46~
大草原の小さな家シリーズの一つである「農場の少年」。
これは、ローラの夫アルマンゾの子供時代を描いたもので、ローラは出て来ない。(ローラが誕生前の話でもある)
アルマンゾはニューヨーク州の裕福な農場で生まれ育った。この本には実に沢山の料理、食材が出て来る。読みながら「パンケーキを食べに行きたい」などと思うのだった。
ローラシリーズに出て来る料理を自分で作り本にまとめたのが、こちらである。
アルマンゾの豊かな幸せな少年時代は食卓から窺い知ることができる。
日頃、普通にアメリカから輸入されて食べているものも、アメリカ先住民から聞いたものが多いと言う。例えば、ポップコーン。イギリスからメイフラワー号に乗り、開拓地に来たピューリタンたちがアメリカ先住民を招いた時に、ポップコーンを教えてもらったそうだ。
トウモロコシ、カボチャ、ジャガイモ、豆料理。。。食べる事は楽しい。
そして、外国だからなのか、訳も旧めだからなのか、読んでいてわからない植物、料理などがあったので、調べながら書き出したい。
アルマンゾが森や野原で実を摘んで食べていたもの。
ハックルベリーは、アルマンゾが摘みに行くのを楽しみにしていた木の実。
西瓜のブリザーブは、西瓜の皮を砂糖で煮込んだもの。
姉のイライザが両親の留守中に作ろうとした。
ライラック。農場に植えてあった植物。
刈り入れの時に、お母さんが用意してくれたもの。冷たく冷やしたものをワイルダー家では飲んでいた。
収穫祭でアルマンゾが観ていたもの。カブのようだ。
ブナの実。
冬支度をする頃、アルマンゾと姉のアリスが喜んで食べた。クッキーなどにすると美味しいらしい。
クリスマスのご馳走の一つに、バースニップの炒め物が出てきた。
働き者で料理上手なアルマンゾのお母さんの料理も沢山出て来る。リンゴやカボチャのパイが欲しくなってしまうのだった。