Love Beautiful Things!!女神のお膝元で〜ボッティチェリ、ヴィーナスの額縁
こんばんは!本日もおつかれさまです!
ベリーダンサーのShala(シャーラ)です。
近々、5/22神楽座セッションハウスにてダンス公演『ENTER HEAVEN』を控えています。このたび、座席数をさらに縮小し開催することとなりました。
こちらは、身近な暮らしの中での美しいものたち、愛用の品々を綴っているシリーズです。
部屋にはギリシャの女神たちもいます。サンドロ・ボッティチェリ(1445-1510)代表作の一つ、「ヴィーナスの誕生」の一部です。
朝目覚めたら一番最初にご挨拶。
大きいので細部まで堪能できます。微に入り細に入り、髪の毛の一本一本までが美しく見飽きません。
優雅な指のラインなども、見惚れてしまいます。
髪が風に吹かれてなびくようすがとても自然ですね。
ダンサーとして、さすがにこのような首から肩へのなだらかなラインを出すことは、生物学上叶いませんけれども、こういった優美さを日々受け取ることは喜びです。
バストアップなのも気に入りました。
全景はこちら。薔薇の花、海の色、色彩から構図まですべてがたまらなく美しいです。
Wikipediaより
このようなキリスト教的ではないいわゆる「異教徒」の芸術作品は、のちのフィレンツェで一時的に権力を握ったサブォナローラによってことごとく焼かれて消滅してしまうのですが、こちらの絵画が生き残ったのは本当に奇跡ですね!
ボッティチェリがメディチ家と親しかったため、権力によって守られたとのこと。
ヴィーナスのモデルと言われているシモネッタ・ヴェスプッチ(1453-1476)は、まさに佳人薄命。若くして肺結核で命を落とした当代随一の美女。
Wikipediaより
こちらもボッティチェリによる、シモネッタの肖像。美しいですね。ヘアスタイルがとっても素敵です!
こんな風にヴィーナス、海のアフロディーテのそばに暮らすのはとても幸せなのですが、一つだけ困っていることがあります。
この海の泡から生まれた女神を長いこと眺めて過ごしたあとは、必ずシーフードが食べたくなってしまうことです。
ホタテ、エビ、イカ、カニ、大好きなオイスター、それとシャンパン!などと、まるで女神のお祭りのよう。女神というのは豊かでとてもゴージャスな方々ですから、それが迫ってくるときはいつも、そんなに食べられないってば!と思います。
それではまた、素敵な日々をお過ごしください。