男鹿半島巡り②ナマハゲ大好き!集落ごとの仮面がズラリ〜ドキュメンタリーにも感動!
こんにちは!ベリーダンサーのShala(シャーラ)です。
本日もおつかれさまです!
秋田県男鹿半島、伝承館にてナマハゲの実演に触れた興奮の余韻に浸りつつ、隣接する資料館の展示や映像を見てまわりました。
【さあ行ってみよう!】
伝承館からなまはげ館への小道
ステキな建物です
こちらもまた充実の展示内容で楽しめました!
【展示について】
かっこよすぎるポスター
現存する最古の記録(1811年)を残した菅江真澄(1754〜1829年)
当地でしばしばその名を見かけたこの方は、愛知県に生まれ、48歳から30年間を秋田県で過ごした旅行家で博物学者。江戸時代のナマハゲの貴重な資料を書き記しました。
【ユネスコ無形文化遺産登録の来訪神】
全国に点在する「来訪神」
来訪神とは、正月などの節目に面や被り物などをして家々を訪れる存在。男鹿のナマハゲもそうですが、全国10箇所のユネスコ無形文化遺産に登録されている来訪神について、興味深く眺めました。まだまだ日本のことを何も知らないと思わされます。
宮古島のパーントゥなどは、真っ黒で怖い!
世界の来訪神の展示も
【各集落ごとの仮面の展示】
ユニークな仮面がズラリ!
こちらの展示室では、各集落の方々が、それぞれの伝統に従って作成した仮面が一堂に会し、素朴な手作業の過程が思われてほっこりしました。
非常に古い仮面も
それぞれに個性的!
スケールの大きな展示に魅了されました。来訪神とは、世界中に存在していて普遍的なのですね。
【館内の映像を見て】
実際の映像も見ることができ、小さな子どもたちが、泣き叫んでいるのにもかかわらず、声を荒げるナマハゲに親から引き離され、連れて行かれそうになります。コタツなどに隠れていても、見つかってしまいます。想像以上の怖さと激しさでした。(笑いが巻き起こっていましたが。)
トラウマにならないのかと思い、パートナーが調べたところ、きちんと家族に囲まれ、奪い返そうと守ってくれているので大丈夫なのだとか。伝統の中では、そんな子どもたちも大人になると、今度はナマハゲに変身するのですよね!
【ナマハゲのドキュメンタリー動画】
男鹿のナマハゲ〜大晦日に現れる来訪神
帰ってから、YouTubeのドキュメンタリーを見ました。素晴らしかったです。後継者不足でもなんとか引き継いでいこうとする姿にほっとしたり、感動したり。生身の現地の方々の肉声が聞けます。
伝統を継承していくのは大変ですが、がんばってほしいですね!男なら、みんなこの大迫力のナマハゲをやってみたいと思うのでしょうか。パートナーはやりたくてウズウズするそうです。(通りかかるたび「泣ぐ子はおらんかぁー!」と、掴みかかるのはやめてほしいです。笑)
【どのようなところが素晴らしいと感じたか】
ナマハゲに扮するのは、みな一般の方々です。実演や、資料館で映像を見た時にも思いましたが、それがまるでプロの役者のように、迫力ある声と姿に変わるのが凄いと。
映像の皆でお酒を飲んで出発するシーンを見て、そうか!と思いました。
皆でお酒をあおり、視界を閉ざされる面を被ることで、一種のトランス状態になること。ナマハゲになり切り、雄叫びをあげる時、既に豹変していて、そこに感動します。
人間が、いっとき山の神、または神の遣いに扮するという...そうして人々にもたらされる精神的な宝を思いました。
大晦日の節目に、神による厄払いとしても、新年の豊作や吉事を願う行事としても、素晴らしいですね。
しばらくは、資料を集めて勉強したいと思いますし、来年も行かなきゃ!
それではまた!次は、絶景の入道崎と、強風の吹き荒れる海辺でいただく海鮮丼です。
みなさんどうぞお元気で!
※ユネスコ無形文化遺産登録時は、ナマハゲとカタカナ表記とのこと。
水族館にあったポスター