男鹿半島巡り①ナマハゲ大好き!真山神社と伝承館での圧倒のパフォーマンス!
こんばんは!本日もおつかれさまです。
ベリーダンサーのShala(シャーラ)です。
初めての秋田県です。角館のホテルに宿泊することが決まった時、秋田県のその他の観光地の知識は、まったくといっていいほどありませんでした。
ただ地図を見た時に、日本海に突き出した半島がどうしても気になり...「この男鹿半島というところには、ぜったいに行かなきゃ!」と理由もなく。
パートナーが「でも遠いよ。」と言うのを、「1時間半だもの、行けるって。」と説得、翌日は男鹿半島を一周することに。
そしてこれが、運命の出会いになりました!!
すっかり忘れていたけれど、男鹿半島といえば、かの有名なナマハゲのメッカ、聖地だったのですね。未だ80ヶ所近い集落で、ナマハゲの行事が行われているという...
山霧に包まれる日本のふるさと
車を走らせ、日本昔ばなしのようなミステリアスな雰囲気漂う土地へ入ってゆく時、「話を聞くだけじゃわからないような、神秘的な魅力だね。」と。
角館から男鹿半島へ入るまで、道の駅(今回何度道の駅に寄ったでしょうか。楽しい!)に吸い込まれてゆきました。
この開けて爽やかな緑の景色は、いつかの夏、同じように雨嵐の中を走ったスコットランド西部の雰囲気と(風車があったわけではないけれど)なぜか重なりました。「秋田県、好きかも!」と。
素晴らしい秋の実り
カッコいいー!
さあさあ、いよいよ男鹿半島、ランドマークのナマハゲ像。この頃には、2人ともすっかりナマハゲに期待、ワクワクして仕方がありません。伝承館というところでは、実演もあるのをパートナーが調べていました。楽しみ!
目的地はなまはげ館
鳥居の向こうは異界?!
と、うっかりなまはげ館を通り過ぎてしまい、すぐそばの真山神社にお参りすることに。ここもまた素晴らしい風情です!先に神様にご挨拶なさいということかしらね。
熊野古道を思わせる石段
この開けたところでは、皆が夜通し踊ったとの説明があり、我慢できずにしばし舞いました。
既にトランス状態
ハッと気がつくと、伝承館での実演が既に始まっている時間でした。踊っている場合じゃなかった!11時半スタートのところ、11時32分!どうしましょう。次は14時半までありません。
とにかく伝承館へ急ぐと、係の方が入れてくださいました。間に合いました!(後でYouTubeを見ると、遅れて入室したお客さんがナマハゲと間違われる動画がありました。笑)
私たちを入れて5名ほど。やはりこの時期は少ないですね。家の主人たちの掛け合いの後、すぐに背後の板戸が力強く「パン!!」と叩かれ、「キャー!」ものすごい声と迫力で、ナマハゲさんたちの登場です。
泣ぐ子はおらんかー!
足を踏みならして、この集落では、最初は7回、座る前に5回、最後に3回とのしきたりがあるのを後から知りました。
台帳を片手に荒げる(あらげる)
背後から、怖かったー。
ようやく席へ促され
足を踏み鳴らして着席
いわゆるナマハゲ問答
山の神であるナマハゲを丁重に迎える主人。問答では、ナマハゲが、この家の子どもは怠けて宿題もしないとか、お嫁さんが起きるのが遅いとか、台帳片手にあげつらいます。主人が謝りつつ、上手にお酒をすすめます。秋田弁でも不思議と何を言っているのかわかりました。
美味しそうにお酒を飲んで
来年もくんどーわがったが!!
カアッ!とこちらに向き直って、さあ最後にまたひと巡り!怖いよー!
近い!!
「お前がミヅコかあ!(ミチコ?お嫁さんの名前)」「ちがいます!」朝寝坊を責められ謝りました。笑
ブレブレですが...
パートナーは、「酒ばっがのんでぇ。だめだぞ!」とお叱りを受けて苦笑い。
怠け者を改心させるという本来の目的がありますが、即興力も必要とされるのか、どことなくユーモラスでこれが楽しいんですね!声は絞り出すような低音、まるでいずこの映画俳優です。素晴らしいエンターテイナー、役者っぷりに感動しました。(その理由も後にわかりました。)
最後にお礼を受け取って
来年までさようなら!
背中を見送りながら、ちょっと寂しくなりました...怖い怖いと思っていましたが、後で動画を見ると私はずっと笑っていました。笑
こうして、神様にお参りした後、数分後にはナマハゲに会えて、2人ともすっかりファンになってしまいました。また、山の神様としてのナマハゲを丁重に迎える主人の姿も心に残りました。素晴らしい伝統です。
改めて室内を見渡す
ご馳走の数々
ナマハゲの落としていった藁を持っていると良いそうです。少し拾いました。
あーすごかった!
藁です
さあ、それではゆっくり資料館を巡りましょう。
興奮の余韻で、資料館の展示や映像を見ましたがこちらもまた圧巻でした!
歴史など色々と学びましたよ。
また綴りますね!