矛と盾は対だという思い込み
矛盾ってがありますよね。
昔、中国の楚の国で、矛 (ほこ) と盾 (たて) とを売っていた者が、「この矛はどんなかたい盾をも突き通すことができ、この盾はどんな矛でも突き通すことができない」と誇ったが、「それではお前の矛でお前の盾を突けばどうなるか」と尋ねられて答えることができなかったという「韓非子」難一の故事から、二つの物事がくいちがっていて、つじつまが合わないこと。
ということが由来だそうですが、今までこれに違和感を感じたことはありませんでした。
ですが、最近少し違った側面も見えてきたように感じました。
たしかに、由来のようなことはいわゆる【矛盾】だと思います。
「どっちが強いんだ?」的なことをテーマにTV番組も昔ありましたね。
どうしても、『矛』と『盾』は相反していて、戦わせよう、競わせようとする気持ちがどこかにあってそういった意識が根付いているんだと思います。
ただ、これを会社経営に例えたときに少し違和感を感じたんです。
例えば、
私の会社で考えれば、私は『矛』です。
飛び回ったり発信をしたりしながら道を切り開こうとしています。
一方、会社で支えてくれているスタッフは『盾』の役割を持っています。
信頼する盾があるから、思い切って挑戦していけるし、
逆にしっかり守ってくれることは矛を信じてくれているからという考え方を持っています。
対相手となると、矛は攻撃用の道具で、盾は防御用の道具となるんでしょうが、矛と盾には違った側面の考え方があっても良いのではないかと感じているんです。
矛があるから盾があり、盾があるから矛がある。
綺麗事みたいかもしれませんが、いい意味で、相反していて辻褄が合わないとというような『対』の関係性ではなく、共存している相互関係と読み取ればまた意識も変わってくるんではないでしょうか。
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