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石楠会関東支部通信「この指とまれ」

 石楠会関東支部は、佐渡白山の校舎で卒業式を迎え四十九里の道を選び旅立ちをした者達の集いです。会は、会員相互の親睦連携と母校の発展を図ることを目的としています。卒業して社会に出ると褒められて嬉しくなったり、躓いて折れたりと沢山の事に出会い人生を刻んでいきます。
 私達は、そんな日々の出来事を一緒に喜んだり、お話を聞いたりすることで白山の学校を卒業した皆さんが元気に明日に向かっていくお手伝いが出来れば、それが白山の母校の発展に寄与することなのではと思い至りました。

「一遍寄ってみんかっちゃ」

 ここには、卒業して直の前菜世代から働き盛りのメイン世代、ほっこりデザート世代までの様々な四十九里の人生フルコースがあります。
 この間、面白い事に気づきました。
 この会の仲間と話をしている時に、同じものを見ていてもその捉え方、感じ方、表現の仕方が年代により異なるんだなといった事です。
 そう考えてみると同じ白山の校舎を卒業したと言っても昭和23年から現在まで、白山にはそれぞれの学校がありそこを調べてみたくなりました。
 皆さん、学校の思い出やエピソード教えてもらえませんか。

 まず、こちらからは「佐渡中等教育学校の今」から逆順に白山の学校の情報を皆さんに送っていきたいと思います。


1.佐渡金山世界遺産登録おめでとうございます。(佐渡リピーターになろう)

 暫く佐渡に興味を持ってくれる旅人も増えることと思います。
 大切なこと、佐渡に訪れた旅人が佐渡好きになり、リピーターになってもらうことがこれから非常に重要になってくると思います、応援しています。
私達は、白山の校舎で卒業式を迎え、佐渡を出て旅人になることを選んだ者達の集まりです。
 現時点で最大の佐渡リピーターは、なんと私達なんです。
 佐渡で青春期まで育ち、卒業後佐渡を旅立ち社会人になって佐渡を外から眺めることが出来る私達だからこそ、見える佐渡の魅力もあります。

2.白山の学校の今昔物語

 佐渡リピーターの私達だからこそ、感じて発信できる佐渡の魅力があると思います、皆さんと一度整理してみませんか。石楠会関東支部の広報は、来年の総会を目指し約一年を掛けて、あの白山の学校の今昔物語を作れないものかと考えています。
 在学した当時の学校のエピソードやその時代の流行りなどをピックアップして、来年の総会の会場一面に張り出せたら郷愁や次の時代を想像してみることにつながらないかなと思っています。

3.佐渡中等教育学校を知ろう

 それでは、早速ですがまず佐渡中等教育学校の取材から始めます。
 佐渡中等教育学校には、ホームページがあります。
 これから皆さんと取材活動していく内容は、このホームページから抜き書きしたものですので興味のある方は、下記URLからホームページをご覧ください。
 新潟県立佐渡中等教育学校 | Catch the WAVES! (nein.ed.jp)
 佐渡中等教育学校は、あの白山の旧両津高校の跡地にできた開校17年を迎えた中高一貫の学校です。
 校是は「Catch the WAVES!」(夢を叶 える波をつかもう!)です。
 WAVEの文字は、それぞれWisdom (知)、 Aspiration (志)、Vitality (力)、Emotion (感)の頭文字です。また、最後の複数形を表すSには、Students (徒)、School (学校)、Sado (佐渡)をあらわしているそうです。
 「海は荒海向こうは佐渡よ」とかおけさの歌詞にある「佐渡は四十九里波の上」とか、イメージにぴったりですね。
 それでは、佐渡中等教育学校ホームページの佐渡中等教育学校教育計画グランドデザインをご覧ください。

 教育目標は「佐渡の歴史と文化に誇りを持ち、豊かな知性と人間性を身に付け、 世界的視野で活躍できる人の育成」です。

4.特徴的教育

 佐渡の能を学習し舞台で発表したり、非常に興味深い授業を行っています。以下は、今回の「白山今昔物語」のために、気になった授業内容を学校に問い合わせたものです。

Q1.スクールカルチャーの能楽は、どの様な授業になっていますか。教育項目、教育効果等ご教授ください。
A1.毎年12月に行われる発表会に向けて、11月から専門の講師から授業を受けています。演目は学年が上がるほどレベルが上がります。そのため、授業時数も1、2年が10時間、3年が15時間と設定しています。内容は唄い方や所作の修得が中心ですが、歴史や演目の内容や意味についても丁寧に学んでいます。
【演目】
 1年 連吟 「羽衣」「鶴亀」
 2年 舞囃子 「胡蝶」
 3年 舞囃子 「羽衣」
 佐渡の伝統芸能である「能」に親しみ、教養を深めることが第一の目標ですが、演目は古語で唄われることから、教科国語の古文の学習ともつながりを持たせ、国語の学習の意識付けにつなげています。

Q2.佐渡教育コンソーシアムの支援を受けた探究活動とはどのような活動ですか。どんな課題をどのように検討し、発表しているのか。その成果を見ることが出来るのか。
A2. R3年より佐渡教育コンソーシアムからいくつかの教育活動について支援を受けています。
①後期課程の総合的な探究の時間では「SDGs」または「佐渡」をテーマに探究活動を行っています。
【受けた支援】
・SDGsの授業
 SDGsの理解を深めるため、佐渡教育コンソーシアムから長岡技術科学大の先生の紹介を受け、講義を実施しました。
・探究発表会
 佐渡教育コンソーシアムに所属する地域おこし協力隊を派遣してもらい、発表会で指導・講評を受けました。
 課題(例) エネルギー・気候変動(SDGs) 佐渡の食 (佐渡)
 成長雇用・生産消費 (SDGs) 佐渡の自然(佐渡)
 教育・ジェンダー (SDGs) 佐渡の海 (佐渡)
 貧困・飢餓 (SDGs)
②佐渡市高校生議会
 毎年参加しています。政治的教養を深める機会として活用しています。生徒の考えた政策「竹林の有効活用」は、探究活動に取り組む中でヒントを得たものでした。
③佐渡サイエンスプロジェクトに関する事前授業
 理科について興味関心を深めるねらいで東京理科大学の先生から授業を受けました。生徒が普段取り組んでいる「探究学習」「政治的教養に関する学習」「教科の学習(理科)」について興味・関心を深め、意欲を高める成果がありました。

5.リピーターの合言葉

 生徒さんが考えた「竹林の有効活用」是非内容を伺いたいですね。
 佐渡は、竹林が多く、竹細工が佐渡の工芸品だった時代がありました、その時代の竹林はよく整備されて非常に奇麗な竹林であったこと思い出しまし
た。

 皆さんいかがですか、皆さんの高校時代思い起こして是非お話し聞かせてください、来年の総会会場を白山の今昔物語のポスターで埋めてみませんか。

 リピーターの合言葉

 「帰って来たのんか」
 「そこにねまって、話せんか。」
 「いってらっしゃい、またね」

広報担当 T

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