だれでもできる「ツボ療法」─症状別の治療のしかた / 積聚会関連書籍
著者:小林詔司 出版:経林書房
発行年月:1988年7月25日
B6判 213ページ ※絶版となっております
「はじめに」より抜粋
本書では東洋医学の立場から、とくに積聚治療の立場から、病気の状態をどのようにみたらよいか、また体に異常が起きたとき、とりあえずどのようなことが一般の人でもできるのか、ということをまとめたものです。
従来このような本がないわけではありませんが、本書の特徴として、病名をほとんど用いていないこと、どの症状にも基本治療を重要視していること、そのため使う経穴の数が非常に少ないことなどをあげることができます。
病名を使わないで病気を解釈するのは東洋的な方法ですが、その背景に陰陽観などの考え方があるものの、そのような言葉は使っていません。また基本治療はいわゆる自然治癒力を増すもので、日常の軽い疲れにもいつも応用できるものです。
これらのことに慣れてきますと、病気にかかりにくくなり、また体のわずかな変調を見抜くことができるようになります。
東洋的な考え方の基礎は一人ひとりが宇宙と一体であるところにありますが、病気を診ることによってその一端でも理解していただければ著者の本望とするところです。
目次
プロローグー本書で使われている用語の解説
基本治療の方法・手順
身近にみられる症状の実際の治療法
【頭の症状】
【顔の症状】
【目の症状】
【耳の症状】
【鼻の症状】
【口の症状】
【食道の症状】
【喉の症状】
【首・肩の症状】
【上肢の症状】
【胸の症状】
【腹の症状】
【背中・腰の症状】
【下肢の症状】
【泌尿器の症状】
【婦人科の症状】
【小児・子供の症状】経穴の位置