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#00 だれでもできる「ツボ療法」 / note公開にあたって / 目次

『だれでもできる「ツボ療法」』note公開にあたって

『だれでもできる「ツボ療法」』は積聚会名誉会長の故小林詔司先生が著し、1988年に出版された本です。

出版社がなくなり、絶版となっていましたが、数年前に小林先生から「『だれでもできる「ツボ療法」』を読みたいという人がいるのだが、なんとかならないものだろうか」という話がありました。どうしたものか思案しているうちに今に至ってしまいましたが、今回noteで無料公開する運びとなりました。

内容は積聚治療を使って、家庭で健康を維持することを提案するものです。タイトルの「だれでもできる」というところからも分かるように、一般のかたにも向けて書かれたものですが、「だれでも」というにはちょっと難度が高い内容も含まれているという印象です。言い換えれば鍼灸師が読んでも面白いと思う内容かなぁと思います。みなさんはどのように感じるでしょうか。

晩年の小林先生の言葉の使い方と若干異なるところもありますが、ほぼ書籍のまま転載しています。

公開は『だれでもできる「ツボ療法」』の直後に発行された『だれでもできる「ツボ療法」(別冊)』とあわせて、下記の目次に沿って順々に行っていきます。目次のリンクをクリックすると該当のページに飛ぶようになっています。

それではお楽しみください。

積聚会事務局 担当 小幡智春


目次


#01 公開(2024.10.16)

はじめに

プロローグ 本書で使われている用語の解説

  1. 「気」とはどんなことか

  2. 「先天の気」・「後天の気」とはどんなことか

  3. 「気の密度」とはどんなことか

  4. 「気の動き」とはどんなことか

  5. 「五臓の気」とはどんなことか

  6. 「気のめぐり」とはどんなことか

  7. 「冷え」とはどんなことか


#02 公開(2024.10.30)

1 基本治療の方法・手順
1*治療に使う道具と扱い方

 1 鍼治療の方法・手順
  (1) 鍉鍼ていしんの扱い方
  (2) 円鍼えんしんの扱い方
  (3) 円皮鍼えんぴしんの扱い方
 2 灸治療の方法・手順
  (1) 点灸てんきゅうの扱い方
  (2) 知熱灸ちねつきゅうの扱い方


#03 公開(2024.11.12)

2*基本となる治療の手順
 1 接触鍼せっしょくしんによる治療の手順
 2 腹診ふくしんによる治療の手順
  (1) しゃくの程度によって、痛みと硬さに分類する
  (2) おなかを区分する
  (3) おなかの五領域の呼び方
  (4) おなかの積の呼び方
  (5) 腹診の手順
 3 背中の治療の手順
  (1) 背中を区分する
  (2) 背中の治療箇所を選択する
  (3) 背中のつぼのとり方
  (4) 治療手段を選択する
 4 積の変化を確認する

3*治療手順の具体例


#04 公開(2024.11.26)

2 身近にみられる症状の実際の治療法

【頭の症状】
 1 眩量めまいがする
 2 よくのぼせる
 3 頭が重い、痛い
 4 頭が痒い、雲脂ふけがでる、頭髪が抜ける

【顔の症状】
 1 表情がうまくつくれない、顔が痛む
 2 顔がほてる、赤い
 3 顔が白っぽい
 4 顔がむくむ
 5 顔に吹きでものができる


#05 公開(2024.12.11)

【目の症状】
1 目が疲れる、痛む
2 目がかゆい、充血する
3 視力が落ちる、目が暗くなる
4 目脂めやにが出る、涙がよく出る、目が乾く

【耳の症状】
1 耳鳴りがする、耳が遠い
2 耳が痛い、耳だれが出る


#06 公開(2024.12.25)

【鼻の症状】
1 くしゃみが出る
2 いびきをかく
3 鼻が乾く、つまる、鼻水が出る、鼻血がでる
4 匂いがしない

【口の症状】
1 口内炎ができる、口角が切れる、唇があれる、口が臭う
2 口が乾く、口が苦い、甘いものを欲しがる
3 口から血を吐く
4 舌が白い、舌の苔が剥がれる
5 舌が痺れる
6 味がしない
7 歯が痛む
8 歯が浮く、歯槽が腫れる、痛む
9 寝ているときに歯ぎしりをする


#07 公開(2025.1.8)

食道のどの症状】
1 食べ物を飲みこみにくい、飲みこむと痛い
2 食べた物をもどす、苦い水を逆す
3 げっぷが出る
4 食道のどが乾く


#08 公開(2025.1.27)

のどの症状】
1 あくび・しゃっくりが出る
2 咳が止まらない、たんが出る
3 喉が腫れる、喉がぜいぜい鳴る、喉が痛い、声が枯れる、喉が乾く
4 呼吸が苦しい

【首・肩の症状】
1 首・肩が凝る、痛む
2 首が回らない、動かない
3 首を振る
4 鞭打ち症

【上肢の症状】
1 関節が痛む、腫れる、熱をもつ
2 関節の動きが制限される岨
3 筋肉が痛む、痺れる
4 手があれる、指にあかぎれ・霜焼けができる
5 腕や手がむくむ
6 手が震える
7 指がささくれる、ひょうになる
8 てのひらが赤い、手がほてる、熱い
9 爪の色が悪い、爪に縦の筋ができる、横の段ができる
10 つき指


#09(2025.2.12)

【胸の症状】
1 胸苦しい、動悸がする、胸が痛む
2 息切れがする
3 胸焼けがする
4 乳房が張る、しこる、痛む、乳が出ない

【腹の症状】
1 乗物に酔いやすい
2 食欲がない、少し食べてもすぐ腹が一杯になる、いくら食べても腹が一杯にならない
3 腹が鳴る、張る、痛む、ガスがでる
4 便秘になる、下痢をする
5 便に血が混ざる、便が黒い
6 肛門が痛む、出血する


#10 未公開

【背中・腰の症状】
1 背中・背骨・腰が痛い
2 姿勢が悪い
3 腰が冷える

【下肢の症状】
1 関節が痛む、腫れる、熱をもつ
2 足の筋肉がつる、痛む
3 下肢がむくむ、だるい
4 思うように歩けない
5 足がほてる、冷える
6 足の指にあかぎれ・霜焼けができる
7 足の第一指に巻き爪ができる
8 魚の目・たこができる


#11 未公開

【泌尿器の症状】
1 尿の異常(量・色・臭い・痛み・勢い)
2 夜尿症

【婦人科の症状】
1 生理異常(量・痛み・期間・周期)
2 帯下こしけ
【小児・子供の症状】
1 風邪をひきやすい
2 便秘しやすい


#12 未公開

3 経穴の位置
 
1 頭の部
2 顔の部
3 上肢の部
4 腹の部
5 背中・腰の部
6 下肢の部
7 郄穴げっけつ
8 絡穴らっけつ


別冊 だれでもできる「ツボ療法」 目次


 #13 未公開

1 健康を保つための基礎知識
 
1 食事について


#14 公開

2 睡眠について
3 排便と排尿について
4 入浴について
5 食べものの好みについて
6 性生活について

#15 未公開 

2 身近にみられる全身的症状の実際の治療法
 
1 体がだるい、重い
2 熱がある
3 寒気がする
4 皮膚・粘膜の過敏性

#16 未公開 

5 皮膚の欝血うっけつ、出血
6 できもの、吹きでもの、湿疹、体の痒み
7 汗が多い、汗が出ない、寝汗をかく
8 皮膚が乾燥する
9 急に痩せ始める、なかなか体重が減らない
10 寝つきが悪い、眠くてしかたがない
11 気持ちがイライラする、気力・集中力がない
12 外傷


以上