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俳優は、必ずうまくなる。

カクシンハン・スタジオ2期生の修了公演 〈シェイクスピア×木村龍之介×カクシンハン・スタジオ〉『ジュリアス・シーザー -演劇という死なないメディアで、令和の日本をハックする- 』が、終演いたしました。(この記事の下に、舞台稽古写真を掲載いたしました。ぜひ、ご覧ください。)

カクシンハン・スタジオは、「圧倒的な俳優をつくる。」をモットーとした俳優養成所です。「圧倒的」というのは、ちょっと強い言葉ですが、「何か」が他の人よりも「抜きんでる」ということです。その「何か」は、個性だったり、魅力だったり、技術だったりするでしょう。「花」と言ってもいいかもしれません。その「何か」を見つけるには、知性、生き方、ものの見方、センスに加えて、身体能力、経験、教養を日々の稽古の中で楽しく磨いていく必要があります。

いい演技ができるかどうかは、ひとえに俳優の”豊かさ”にかかっています!

しかし豊かであるだけではダメで、その上で、それらを演技に変換していくための演技経験(=稽古)が必要です。俳優は、日々、稽古の中で、自分の感性と身体を研磨し続けます。演技は、ちょっとやそっとでは身につきません。頭では理解できても、身につくまでには、多くの稽古が必要です。

また、稽古と同時に重要なのは、台本です!

俳優は、身体や発声のトレーニングをのぞくと、基本的に台本を使って稽古をするので、どんな台本を使うかはとても重要です。どんなに意気込んで稽古しても、台本がまずくては、演技力は残念ながら向上しません!演劇の歴史は二千年以上あるので、その歴史の中で、時の試練に耐えた「優れた戯曲」を使用した方が、稽古としては効率よく技術を向上できます。現代作家の優れた戯曲も良いですが、上演回数も多く、演技向上に役立ちやすい古典の使用をはじめはお勧めします。

が、演技を我流で学ぶのはとても危険です!

いくら自分なりに研究しても、何がどうなってるのか突き止めることは難しいでしょうし、そもそも自分で自分の演技を確認できないので、誰かの教えなくして向上させることは、まず無理です。

ですから、「充実した稽古を、いい台本で、良き教えを交えながら、継続して行うこと」が、演技が上手くなることの近道です。

さて、カクシンハン・スタジオについてです。

ここでは、10ヶ月でシェイクスピアの戯曲を、現代の観客に楽しんでもらえるだけの「作品」にすることを目指して、週三回の稽古を行っています。稽古で使う題材は、シェイクスピアに限りません。公演の前は、毎日稽古します。年間で150日ほど稽古します。短期間のワークショップと違い、呼吸と発声から、また、体づくりからはじめて、演劇的な教養を身につけ、台本を使ってシーン稽古をどんどん行います。中間発表などもあります。同時に、オペラ歌手・カクシンハンの俳優・殺陣師・能楽師・舞台美術家・英語での演技レッスンなどなど、演技に関わるレッスンを取り入れて、多くのことを体で学んでもらいます。

集まる人の経歴はまちまちです。

俳優として全く芝居したこともないキャリアゼロの人
経験はあっても本格的な舞台経験はまだない人
他の研修所を出て再度学びたくて入学した人
すでに舞台俳優として、映像での俳優として活躍している人
などなど、様々な俳優(志望)が混在しています。

彼、彼女らが、それぞれのペースで、確実に上達するように、日々の稽古で演出家としての僕と一緒に台本と格闘し、公演を打ちます。楽しみながら、苦しみながら、大きな山を乗り越えて、まだ見ぬ未知の自分との出会いを求めて、俳優として充実した日々を送ります。

その中で、技術的なことをたくさん伝授していきますし、場合によってはカクシンハンの本公演やツアーの出演者に抜擢し、実践的にも経験を積んでもらう場合もあります。

稽古を重ねていく中で、当たり前のことですが、俳優は、必ず上手くなります。

演技におけるブレスや感情やテンションのコントロール。身体能力の向上に向けての日々のトレーニング。表現者としてのマインドの持ち方。そして、戯曲の読み方。言葉の扱い方、音楽性などなど。たくさんのことを実践的にお伝えしていきます。同時に、日常生活と俳優としての生活との両立のさせ方なども、できるだけ効率的に俳優たちに伝えています。

今募集しております三期生に関しては、10ヶ月後の公演で大きな挑戦をしたいと思っています。

ぜひ、健全な野心のある俳優、あるいは俳優志望の方と出会いたいと考えています。

一緒に挑戦しませんか?

カクシンハン・スタジオ(演劇研修所)
2020.4 第3期スタート!

【第3期生募集】
2月16日(日) – 3月10日(火) 必着

カクシンハン主宰・演出家の木村龍之介をはじめ、カクシンハンの俳優および現役で活躍する講師陣が教える、俳優・アーティストのための実践的な育成・研修機関です。

こちらのサイトからご応募いただけます。
↓ ↓ ↓
http://kakushinhan.org/others/studio3rd

*履歴書なくても、応募フォームからご応募いただけます!

<お問い合わせ>
メール:studio2020@kakushinhan.org
電話:080-4118-1564(カクシンハン 制作)
12:00~18:00

kstudio3rdbanner決定


(以下、2期生の修了公演『ジュリアス・シーザー -演劇という死なないメディアで、令和の日本をハックする- 』より、稽古風景をほんの少し公開致します。)

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撮影:Shiro
公演情報:http://kakushinhan.org/others/jc2020

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