私の地元は、九州の北西に浮かぶ小さな離島です。実家の周りの海抜表示は漏れなく全部赤色。走れば10秒で海に着くような場所にあります。盛ってないですよ? 海と言っても、小さな漁船と休暇中の運搬船が停まるだけ。 父もご先祖様もその他親戚の男達もみんな運搬船乗り。 学校は小中高と校舎から、本土へ向かうフェリーの汽笛が聞こえる場所にありました。 今年の春から島を離れ、一人暮らしを始めました。 海はないけど、湖があって自然豊かで素敵な場所です。 でもね、何だか物足りないのです。 海の
私には、かれこれ約15年の付き合いになる幼馴染がいるのだが、彼女とよく話題に挙がる事柄がある。 それは「不倫ドラマ」についてだ。 ここで特筆しておきたいことがあるとすれば、我々は不倫ドラマが格別好きという訳でもなく、これといって恋愛経験も無いという点だ。 つまりは耳年増まっしぐら小娘たちである。 ここから先の見解はあくまでも耳年増まっしぐら小娘たちの戯言だとご理解いただきたい。 さて、今回のテーマは「なぜ不倫ドラマの旅行先は毎回温泉なのか」というものである。 買い物中に
幼い頃からかっこいい女に憧れていた。 最初は幼稚園児の頃に観た「ごくせん」のやんくみだった。 それから時を経て小学生になり、もはや人生のバイブルと化した「最後から二番目の恋」に出会うわけだが、小泉今日子さん演じる主人公、吉野千明もまた男前な女性であった。 そうなれば必然的にかっこいい女に憧れてしまうのは仕方あるまい。 そうして、無意識に偽りの姉御肌でこれまでやってきたのである。 しかし、私自身はというと、人付き合いは苦手で割と根暗という、憧れからは対極のような性格だ。
私には「特定の好きなジャンル」というものはなく、それぞれ自分の好きな作品を何度も見返したり読み返したりする。 そんな中で、漫画部門の第1位は吉田秋生先生の海街diaryだ。 実写映画でも高い評価を得ていた作品だが、先に漫画を読み始めていたこともあって、漫画を何度も読み返している。 海街diaryの登場人物はみんな中々に重たい背景を抱えている。 しかし、悲観的には描かれておらず、鎌倉の優しい風景と温かな暮らしでそれらを包み込んでいる。 傷付いたり、悲しいことがあったり、後味