ヒトと良い距離を保つためのマナー装備~他の人との距離が上手く取れないと感じている発達障がいの方へ~
人付き合いの極意といえば「人との良い距離感を知ること」だそうで、
例えば「白黒をはっきり決めない」「近づきすぎは要注意!相手がどう感じているかを尊重する」「嫌われる勇気を持つ」「理解できなくて当たり前と考える」など有りますが、なかなか難しいことばかり。
特に発達障がいのある人にとっては難しいことばかりです(´._.`)
人との距離の取り方で悩んだことはありませんか?
例えば雑談などの会話で一方的に話してしまいがちになったり、
ストレートな物言いをしてしまったり・・・。( ̄ω ̄|||)
なかなか他人と程よい距離を保つのは難しいですよね。
今回は他人との「適切な」距離を保つための心得をご紹介します!(o^-')b
まずは自分のコミュニケーション特性を理解しよう
皆さんは自分が他人と関わるときに発生するコミュニケーションの 「苦手」を理解していますか?例えば・・・
*雑談が苦手、という方の場合
・相手のペースに合わせられず一方的に話してしまいがちになる
・説明し出すと相手が求める以上に詳細に話してしまう
*会話自体が苦手、という方の場合
・話を聞いて理解する事が得意ではない
・気持ちや状況を言語化することが苦手
・相手の言葉に集中しようとしても周りがざわついていたりすると、
集中できない
・ストレートな物言いで相手をドキッとさせてしまう
・良くも悪くも屈託のない話し方をしてしまうので
「立場をわきまえていない」と思われてしまう事がある。
など、ひとつとっても現れるコミュニケーション特性は千差万別ですよね。
まずは自分がどんなことにつまづきやすく、どんな特性をもっているかを知る事が他人と上手な関わりを保つための第一歩です!(o^-')b
そのために一度、自分の得意なことと苦手なことを紙に書き出してみると
良いかも知れません。
思わぬ気づきがあったり、コミュニケーション特性をより近くする手助けに
なるでしょう!
良いところ悪いところもひっくるめて「自分」という意識を持つ
健常者も含めた他人との関わりの中で、他人との「違い」に敏感になってしまう事があるかも知れません。
「普通だったら」「普通であれば」・・・「普通」という言葉に捉われてしまうと「自分は普通ではない」「劣っているのではないか」という考えに陥ってしまい、自己肯定感が低くなってしまうことがあります。||||||(_ _。)||||||
しかし実は、個性が違うひとりひとりが集まるこの地球上では「普通」というものは存在しないに等しいのです。
皆さんが「普通」と考えているものが、実はただの「理想」であるという
考えを持ってみると気持ちがラクになるかもしれません!
「普通にならなきゃ」と自分を縛り付けるのではなく
「こうなれたらいいな」という目標にすると気持ちが変わります!
そして大切なのは、自分が自分の中の「良いところ」と考えている部分と
「悪いところ」と考えている部分を全部ひっくるめて「自分」なんだと
受け入れることです。(*^ー゚)v
「マナー装備」でより受け入れてもらいやすい自分に
前文で全部ひっくるめて「自分」を受け入れることが大切と書きました。
しかし対人関係においては「自分は自分!このままでいい!」というスタンスでは相手は受け入れてくれない場合もあります。
そんな時に必要になってくるのが「他人に受け入れられやすい社会のルール」を身につけることです。(#  ̄ー ̄)〇
「他人に受け入れられやすい社会のルール」を身につけるということは、
いわば「マナー装備」するということです。
「マナー装備」の効果は、無用なトラブルを避けられるということ。
社会生活を送る上で一定のマナーを備えてヒトと関わっていくと、
相手を不快にさせずに円滑に物事を進める事ができます。
無知のまま色々と工夫されたアイテムも持たず
社会の荒波に飛び込むよりも、
きちんと装備をした上で乗り込んだ方が圧倒的に良いですよね!
ではどんなことに気をつければ良いのか?
難しい事ではありません。
挨拶や感謝の言葉、笑顔、言葉遣い、身だしなみなど
ごく一般的なものが大半です。
「そんなの当たり前にできてるよ!」と思われた方、
本当に毎日、どんな時も、そして誰にでも笑顔で挨拶できていますか?
言葉遣いはTPOをきまえてますか?自分ではOKと思っているけれど、
客観的に見た時に他人に清潔感を与える身だしなみができていますか?
今一度鏡と向き合って確認してみましょう!●・v・b)b+゚
「そんなこと」が実は一番大切なことだったりするのです!
無理をしてまで誰とでも仲良くなる必要はない
何かに支障を来さない限り、精神的な負担を背負ってまで他人との距離をつめる必要はありません。
一番大切なのは自分の精神衛生なのですから。
多くの方と交流をする事が難しいという場合であれば、とりあえず
「生きていく上で重要なひと」から交流していくことをおすすめします。
家族、親友、会社の同僚、上司などの順で関係性が一番近い人たちから交流をはじめ、ゆっくりと輪を広げていけば良いのです!(ง •̀ω•́)ง✧
そして交流が上手くできるようになったら、家族と家族以外の二つの場所で自分の居場所を作っていけると良いと思います。
そこで気兼ねなく相談ができる人を見つけられるとより交流上手に近づけることでしょう。(*^ー゚)v
さて、わたし自身は結構誰とでもフレンドリーに話す事ができて、
相手のことをすぐに「お友達」と思いがちです。
しかしその関係が長く続かない事にいつも疑問を感じていましたが、
発達障がいと診断されて自分の特性を知れば知るほど、
人との距離感が分からない故の振る舞いの数々で、
知らない間に他人様にご迷惑をおかけしていたのでは?と
恥ずかしい気持ちになりました。σ(^-^;)
障がいの特性によっては、その人間関係そのものを必要と感じない方もおられます。しかし人は一人では生きていけないもの。
自分の「あたりまえ」が世間の「あたりまえ」とは限らないのが
発達障がい当事者の辛いところです。ε-(•́ω•̀๑)
まさに「そいつが出来れば苦労は無いよ〜」といったところですよね。
だからこそ自分の特性をよく知り受け入れて、
出来ることを機嫌良く出来ますように。
ちょっとした工夫や知識がひとりひとりの「豊かな人と人との交流」の
手立てなりますよう、皆さんが他人と程よい距離を保って、
良い関係を築いて行かれることを応援しております!(^-^)ゝ
数多くある移行支援の中でも、一番会社のオフィスの雰囲気に近い事業所 「Shake Hands」は障がい者の就労をトータルで支援します。
まずは見学をするところから始めてみませんか?
【就労移行支援Shake Hands 】
TEL:077-511-9296
HP:https://www.fukurou-care.com/
公式LINE ID:@835rxceg