Days toward Paris
はじめに
ここ数日、精神状態が低空飛行をしており、外出する気や文章書く気といった大抵のやる気全般が、YoutubeやTwitterに吸われており、空虚な生活を送っている。土曜日に完全に糸が切れ、RTA in Japanの動画をひたすら見ながら昼寝をしてしまっていた。しかし、「今流石にそれではいかんでしょ」と日曜に気持ちを切り替えて、パリの街を彷徨いてきた。
その後に、やる気(と言っても帯に短し襷に長し程度のやる気)が出てきたので、一旦研究や勉強はさておいて、徒然なるままに文章を書いていこうと思う(そういえば「徒然なるまま」という文言がTwitterのプロフにあるやつは地雷の印象が強い気がする(偏見))。
(追記:文章を仕上げたのは火曜日である)
この文章は、要約してしまうと「フランス面白かった〜」とか「俺頑張った〜」という備忘録としての側面が強いが、他人にも面白がっていただければ幸いだ。では、とりあえず時系列的にあったことを並べて行こう。
また、タイトルは、主にパリに向かっていったイベントについて多く書いているので、towardを用いた。前置詞は極めて苦手なので間違ってたらこっそり指摘してほしい。続けば、様々な前置詞を使っていこうと思っている。
渡航過程
1/12(日)の夕方ごろの便で成田→アブダビ空港(アラブ首長国連邦)へ約12時間のフライトの後、空港内で約8時間ほど滞在し、アブダビ空港→シャルル・ド・ゴール空港(フランス)へ約8時間のフライトを経てCDG空港へと到着した。1/12の17:00(JST)~1/13の14:00(CET※1)の間、すなわち約29時間ほど、空港もしくは航空機の中にいたので、「そりゃ疲れるわ」と今になって思う。
(※1 CETはCentral European Time:中央ヨーロッパ標準時)
1回のトランジットを挟むとかなり安くなると認識しているので、この便を利用した。おそらくこういった、疲労によって費用を浮かす(図らずも韻踏んでる)という生き方は、若さの為せる業なのだろうなぁと思いながら、予約を取った。しかし、やはりなかなかに辛かったので、「こういうところで金が惜しげもなく使える人類になりたいなぁ」と、空でまどろみつつ思うのであった。
また、成田→アブダビの便は、座席に取り付けられた娯楽機器(映画とか音楽とかを楽しむことができるやつ)が、故障しているらしく、Kindleとして買っていた「青春ブタ野郎」シリーズを2冊分読んだ。(この作品は江ノ島が舞台である)友人と江ノ島旅行した際にアニメを勧められ、アニメを一気見し、作品閲覧後は気づいたら5冊分(現在2020/01/19で既刊9冊)ラノベを電子書籍で買っていた。これはアニメで見た部分に相当する。
2冊目の「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」は、八方美人になろうと奔走していた私の高校時代を彷彿とさせるような話で、(もう精算できている身としては)大変良かった。少し、主人公の(ラノベ特有の)セクハラが鼻につくことはあれど、話の本筋はとても好みであり、5冊目に相当するアニメの回がすっごい好み(というか刺さった)のでぜひ続けて読んでいきたい。
---閑話休題---
よく考えてみたらラノベの話をしたいわけじゃないんだ…トランジットの間に死ぬほど余った時間を潰すために、うろついたり食事したりした。その際に何枚か写真を撮ったので、見せびらかそうではないか。
図1:異国情緒あふれる、アブダビ空港第2ターミナル
図2(a)-(c):踏むと発電する足場の説明…は見れないのか…
こういう気合が入ったところで観測されるボロはかなり好きなので写真を撮ってしまった。以前、友人と江ノ島旅行に行った際に、観測された江ノ電鵠沼駅の駅名表示を彷彿とさせるミスだ。宜しければぜひ、その記事を読んでほしい。
図3(a),(b):詳しくはよくわかんないけどクッソ辛かったパニーニ
(内容物がわかる写真が2枚目のものしか無かったのだが、
食べかけの写真なので少し見た目が悪いです、ごめんなさい)
トランジット中に中東の食べ物食べてやろうということで、お食事処に立ち寄った。日本では辛党としてのわずかな矜持を持つ私が、spicyの文字を見て手にとったが、狂ったように辛かった。内容物は、チーズ、玉ねぎ、ひき肉(?)、緑の野菜(何か分からなかったが何らかの香辛料かと思われる)で、結構好みの味だったが、食べるごとに加速度的に辛くなっていったので、ヒーヒー言いながら平らげた。
図4:Pray RoomじゃなくてPrayer Roomsなんですね
CDG到着、そして絶望
やったぜ着いたぜシャルル・ド・ゴール!と思ってすぐ、タクシーの運ちゃんから「RER(パリへと通じる主な鉄道ルート)は閉まっている、タクシーなら楽に行けるぞ」と言われたが、曖昧な表情で「自分で確認してダメだったらタクシーを使うわ」って言ってたら、苦い表情をされ、首を傾げられ、「最初から気分悪いやんけ…!」とひとりごちた。
しばらく歩き、RERの乗り口で切符を買って、RERに乗ろうと思ったら、乗り口が閉まっている…となり、「初手でミスったかぁ〜」と打ちひしがれていたが、案内のお兄さんに「どこからRER乗れますか?」と聞いたら、「○□×△」「Sorry?」「Anothor gate!(半ギレ)」と懇切丁寧に教えて頂き、無事、RER B線に乗ることができた。B線は前回も利用していたので、安心して乗ることができた。あの運ちゃん、ダマしやがったな!
B線から、メトロ(1,4,7,11,14)・RER(A,B,D)が通る、極めて大きいハブ駅の、Châtelet(シャトレ)駅にてRER A線に乗り換え、Val de Fontenay駅に降り立った。その際、横着してしまったせいで、Châtelet駅の一個手前で止まる電車に乗ってしまったため、多少狼狽えたが、隣のベンチに座ったおっちゃんに「Châtelet行きたいです」って言ったら、CDGと勘違いの流れがあったのち、「この階段から行けるぞ」と教えてくれたため、無事B線からA線への乗り換えができ、Val de Fontenay駅にも着くことができた。ストライキの影響か、時間(14~15時程度)的な都合か分からないが、A線はバカ混みしていたのでギチギチになりながらスーツケースとバッグ2つを大事に抱えて丸まっていた。
フランスの満員電車のすし詰めは、電車の構造※2が、基本的に乗客同士が近い距離で向かい合うボックス席(都心部のJR・私鉄・メトロなどはロングシート)であり、乗客をねじ込む際に、東京の満員電車と比べて幾分か空間のロスがあるのだろうと考えられる。
(※2 路線や便にもよるが、今まで見たものは、1階のみのボックス席の車両と、ドア付近を除き2階ある車両(こちらもボックス席)があった。)
さて、Val de Fontenay駅に着いたはいいものの、そこからの道が長かった。現在は、もう道が分かっているので10~15分ほどの徒歩で到達できるのだが、当時は1時間くらいかかったと思われる(時計を見る余裕さえなかった)。まず、駅でWi-Fiを利用して、Google Mapを利用して徒歩で行こうと意気込んでいたのだが、現在位置がなかなか分からない。私は全く動いていないというのに、Map上の私は、動く、動く、揺れ動く…。寒空の下、心も同様に動揺するのであった…。
絶望的な気分になったので、コーラを売店で買い、そこの娘さんに地図を指しながら「ここどうやっていけますか?」と言ったら、英語が通じないみたいだったので、通りゆくお兄さんを捕まえてくれた。曰く、「バスかタクシーか使えばいい」とのことなので、タクシー乗り場まで連れてってもらったが、車はあるがタクシーではない様子で、全く利用することができなかった。ここで脳内のブレーキランプが5回点滅し「D・E・A・T・H」のサインがふとよぎるが、Google Mapに目を落としてみると、なんと現在位置の表示が復活しているではないか…!ということで、総重量約25 kgの荷物を背負ったり引きずったりして、なんとか到着し、Airbnbで予約した民泊のHostさんに夕ご飯をご馳走してもらったのである。無事、その日に筋肉痛になった。
心も外も雨
大学も無事訪問できて、数人の学生(Ph.D)のオフィスの空き机を貸してもらっている。そこで色々やりはじめているのだが、やはり、慣れない外国語(英語)を用いてのコミュニケーションというものは、結構気疲れするものである。「分からないときは何度も聞いてくれ」とは言ってはくれるものの、それに甘えて何度も聞くにしても、限度がある。それゆえ、断片的に聞き取れる単語から流れを推察し、分かっているか分かっていないか程度に頷く…というようなことをしていた結果、何か決定的なことを聞き逃してしまっていたのではないかと、ふと恐怖を覚え、今にも泣きそうな気持ちになった。
その日の帰り道、空模様は心を写すが如き曇天だったが、帰るついでに食料品を買おうと思い、大学近傍を放浪していたら、霧雨から始まり、大粒の雨が降ってきた。無論、買い物は諦めて帰ったが、その時の私の頬の天気は沽券に関わるので伏せておこう。
とかく、英語が分からないため何度も聞いてしまっているが、私をみてくれている先生然り、Ph.Dの方然り、聞けば納得するまで教えてくれるので、そこに全幅の信頼を置いて頑張っていこうと思う。
おわりに
次回からはあまり目新しいイベントはお休みの日しかないであろうから、やる気の都合上、1週目のお休み中のおでかけは書き溜めているものの、内容は希薄になってしまうだろう。それを見越して、お菓子の写真をいくつか取ったので、お菓子のレビューと洒落込もうではないか。また、タイトルについてだが、今回は三日坊主の自分を悟ってpartの類は付けないでいこうと思う。続き物になった結果つけるものがpartであるのだ、続かなければ必要ない(戒め)。
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