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【中学入試対策】社会千本ノック Part.5

ちょっとした空き時間に社会科を学べる千本ノック、本日はこちらの3問です。

問題

第1問
次の①~⑥は、後ののいずれかの用語の意味が大まかに説明されているものである。
①~⑥の意味と用語を組み合わせたときに余るものを、の中から選び、その余った用語の意味を簡単に説明しなさい。

① 生産者から消費者までの流通経路や日にちについての記録 

② 人工衛星を利用した位置情報システム

③ 災害時の被害想定や安全のための施設の位置などを示した地図

④ 原油を精製して得られるプラスチックなどの原料になる物質 

⑤ 動植物に由来する物質をもとにつくられたエネルギー 

⑥ 不特定多数の人々に一方向的に情報を伝達する装置やもの 

〈用語〉
.ナフサ .ジーピーエス .マスメディア

.ハザードマップ .トレーサビリティー

.バイオマスエネルギー .ユニバーサルデザイン


第2問【記述問題
菅義偉元総理は2020年10月の所信表明演説において、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。
この温室効果ガスの排出量と吸収量の釣り合いがとれた状態を一般に何といいますか。 カタカナ10文字で書きなさい。

第3問
SDGsのターゲットの一つに、 「エネルギーをつくる方法のうち、再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やす」がある。
再生可能エネルギーとして誤っているものを、次から一つ選びなさい。
ア.水力  イ.地熱  ウ.天然ガス  エ.風力



解答

第1問【2022年筑波大学附属中入試問題(改題)】

正解:
(解答例)性別や年齢などに関わらず、出来るだけ多くの人が利用しやすいように考えられたもの。

解説
① 生産者から消費者までの流通経路や日にちについての記録 →オ.トレーサビリティー
●【トレーサビリティー】
食品の生産・加工・流通などの情報を、さかのぼって調べることができるシステム。消費者が安心して食品を買うことができる事を目的としている。
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② 人工衛星を利用した位置情報システム
イ.ジーピーエス
●【GPS】
人工衛星を利用して、現在いる場所を正確に測定するしくみ。
子どもの安全確認のために、携帯電話のGPS機能を使って、子どもの現在地を保護者に知らせるサービスがおこなわれている。
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③ 災害時の被害想定や安全のための施設の位置などを示した地図→エ.ハザードマップ
●【ハザードマップ】
地震・津波・火山の噴火・洪水などの自然災害によっておこると予測される被害を示した地図。防災マップともいう。
一般的にハザードマップには、災害時の避難場所や避難経路なども示されている。
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④ 原油を精製して得られるプラスチックなどの原料になる物質 →ア.ナフサ

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動植物に由来する物質をもとに作られたエネルギー 
カ.バイオマスエネルギー
●【バイオマス】
主に動植物からできた、再生できる資源のこと。
※以下のサイトは関連用語の「バイオマス発電」のサイトです。

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⑥ 不特定多数の人々に一方向的に情報を伝達する装置やもの →ウ.マスメディア
●【マスメディア】
大量の情報を多くの人に伝える伝達手段。新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などがこれにあたる。
大量の情報を伝達することをマスコミュニケーションという。


第2問
【2022年帝京大学中入試問題(改題)】

正解:カーボンニュートラル
●【カーボンニュートラル】
地球温暖化を防ぐため、「原因となる温室効果ガスを出す量を減らす」、「出した温室効果ガスを回収する」ことで、空気中に出される温室効果ガスの量を全体でゼロにすること。

解説

https://kyuden-denka.jp/kids/


第3問
【2023年成城中入試問題(改題)】

正解:

解説
天然ガスは「化石燃料」なので注意。化石燃料とは、動植物の死がいが地中にたい積して、地中の熱や圧力を受けて生じたエネルギー資源のこと。石油や石炭も化石燃料である。


●【再生可能エネルギー
水力・風力・太陽光・地熱・バイオマスなどの自然界で再生し、くり返し利用できるエネルギーのこと。自然エネルギーともいわれる。


【参考文献および画像引用】
・『マンガでわかる! 中学入試に役立つ教養 地理153』(旺文社)
・『小学高学年 社会 自由自在』(受験研究社)
・『中学社会科用語をひとつひとつわかりやすく。新装版』(学研プラス)

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