ものがたり
誰にだって物語がある。
誰の人生も1冊の本だ。
私の今日の悩みは、
この世に何億冊とある本の、
1冊の中のたった1ページにすぎない。
いや、50ページくらいか。
とにかく、大丈夫。
みんな物語を持つ。
幸せなページが早く来る人、遅い人
起承転結が激しめの人、平坦な人。
人のページを覗いて、羨ましく思ったとしても関係ない。
私の本には、なんの影響もない。
ただ、隣の人が幸せなシーンで、可哀想なシーンで。
私もなんとなく世界を知って、
ドキドキして、ビクビクして、
それだけだ。
自分のページを自分で書いて
自分で読む。
その本を手に取ってくれる人がいてくれたら、
なお幸せだ。
物語を多くの人に読んでもらうに越したことはない。
たった1人でも、読みたいと思う人がいてくれたら、
幸せだ。
どんな結末かは、筆者の私しかわからない
いや、筆者の私もわからない。
死ぬときの、私だけが知る物語。