Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya(2,024年)ヒンディー語
Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya (तेरी बातों में ऐसा उलझा जिया)というインドのヒンディー映画を(インドで2024年2月9日公開)、ムンバイのPVR ICONという映画館で2月10日に観て来ました。その鑑賞報告ですよ。
Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya のタイトル意味は、「君の言葉でとても巻き込まれたよ」っていうような意味(変な日本語訳だけど私はヒンディー語の語学の専門家ではないのでまあだいたい意味はわかるから許してね)。バレンタインデーに向けて公開された映画なので、これから興行的な伸びも期待されている。(公開2日で総売り上げRs 16.20 crore=30億円らしいよ)
私の鑑賞後の評価の結論を書いておくと10点満点中8点。私は好みの映画。
これは日本で上映しても結構人が入るんじゃないかな。TWINさんあたり、買ってくれたらいいね。私は正直なところ、アクション映画とか戦争映画は好きじゃないからこういう気楽に観れるインド映画ももっと日本で紹介してほしいな。
まずは、Trailerを貼っておくね。
Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya | Official Trailer https://youtu.be/Dmdy463a6nE?si=MoM7s68NONDFmmXN
この映画のタイトルの曲自体もキャッチ―だし、シャーヒドとクリティのダンスも洗練されてて素敵♪(クリティの衣装がセクシーすぎるとかダサいという意見もあるみたいですけど)
Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiya (Title Track): Shahid Kapoor, Kriti San... https://youtu.be/XLqmL9cPN1E?si=YHvbzOZZeV8JEP4S
映画のジャンルとしてはSFロマンティックコメディー。
このSFっていうのが頭につくところが、ネタバレになってしまうかもだけど、主人公が恋するお相手女性が人型ロボットなの。ロボットと言えば、ラジニカーントの「ロボット」や「ロボット2.0」が有名だけど、それとはまた一味違った、子どもから大人まで気楽に楽しめる(一部子どもにはセクシーすぎる場面があるのは、インドの批評家や観客から批判があるけどね。ファミリー向けにするにはセクシーシーンが過度なのは中途半端とか。)
この映画の監督は新人のAmit JoshiとAradhana Sahです。二人ともこの映画の他に2,022年以降に数本監督作品があるくらいです。
主人公はシャーヒド・カプール演じるムンバイのロボット工学のエンジニアのAryan。ディンプル・カパディア(Pataanで感染症のウイルスに侵されて殉職する上司の女性軍人役だった女優さん)演じる、アメリカの研究所にいるおばさんにあたるらしい⁈ ロボット工学エンジニアのところに行くんだけど、そこで開発したSifra (Super Intelligent Female Robot Automationの頭文字から取った名前)に会う。彼は美しくてユニークなSifraに恋をして、ベッドインまでしちゃう。
そして、エンジニアの上述おばさんからSifraは人間型ロボット(ヒューマノイドロボット)と知らされて驚く。そして、年頃の息子の結婚をずっと案じていた親や親戚が選んだお相手の女性と婚約することにしてだけど、それを知ってもそのままその恋愛を継続し、求婚までしてしまう。デリーの典型的なインドの家庭って感じの大家族親や親戚にも紹介して、婚約もして、結婚の段取りまで進むんだけど、そこでいろいろ騒動が起こる。
ネタバレになるから読みたくない人は飛ばしてほしいけど、彼女はロボットだから定期的にチャージしないとエネルギー切れしちゃうんだよね(死んだも同然になる)、また、記憶は保存されたデータによるものだから、データ保存に問題が起きると全部過去に分かったことも忘れちゃう。また、電源からチャージの時に停電などで何か支障があると故障する。
主人公のAryanの仲良しの男性の同僚と、おばさんであるロボット工学エンジニアぐらいしか(ほかにも偶然知ってしまう男性もいるけど)Sifraがロボってってこと知らないからいろいろ周りには理解不能な珍事件やすったもんだが起きる。
観た人の感想をネット上で調べると、10点中1点を付けてる人と10点中8~10点の人と大きく極端に振れている。私は、8~9点を付けるグループ。一回見れば十分な映画かもだけど、1回は観た方がいい楽しい映画!
To be continued って書いてあったので、もしかしたら第2弾もあるのかもね!
ところで、メインキャラクターを演じたシャーヒド・カプールは日本でもお馴染みの俳優さんだけど、Sifraを演じたクリティ―・サノンは日本ではそんなに知られてないかも。2,014年位からテルグ映画とヒンディー映画で活躍していて、テルグ映画ではマへ―シュ・バーブやプラバースとも共演しているし、ヒンディー映画では、タイガー・シュロフやアクシャイ、ヴァルンとも共演してるし、Mimiっていう映画では主役を演じてるよ。これまであまり良い作品と役柄に恵まれてなかった感もあるけど、Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiyaは彼女の代表作の一つになる予感。美人だし、デジタル加工してあるのかもだけど、肌も綺麗で、ホントにヒューマノイドロボットかなとだんだん思えてくるような演技力もあったし、変な笑い方とかもコミカルでおもしろかった。踊りも上手。
そして、シャーヒド・カプールは私は個人的に結構好きな俳優。HaidarとかKabir Singhとかでも、迫力ある演技が印象的。演技力もある!シリアスで鬼気迫る演技から、コメディータッチのお気楽なキャラまでなんでもいける演技派。そして、イケメンでイケボで、踊りも上手い。今後の作品も期待してる。私が個人的に忙しかった時期で見逃してる、Jerseyは後追いでもいつか観たい(クリケットを辞めたクリケット選手は、息子たちの夢のために、そして自分の能力を証明するために、36歳でキャリアを復活させることを決意する、、、というストーリー)
Jersey - Official Trailer #1 | Shahid Kapoor | Mrunal Thakur | Gowtam Ti... https://youtu.be/BT0zd0kmTxM?si=lgFNL-rEhB-jISSM
今回観た映画館について。ムンバイのPVR ICON っていうPhoenix Palladium, Lower Parel Mumbaiにある綺麗なシネコンで見ました。(住所:High Street Phoenix, Extension of Entry Road to Phoenix, Senapati Bapat Marg, Lower Parel (W), Mumbai, Maharashtra 400013, India)
Book My Showというアプリをスマホにダウンロードしてそこから席を予約、一番高いリクライニングになってるシートの予約(日本でいうプレミアムシートなんだけど、仕切りは2席ごと。頭も脚も完全に伸ばせるから横になって観れる)。手数料など込みで、359ルピーほど。日本のクレジットカードでも払えるよ(途中でドル換算でしか払えないというメッセージは出たけどその後問題なく払えた。旅行でムンバイに来てスマホでアプリから映画のチケットを予約って言うのも問題なくできます)もっと安いチケットもあるよ。席のエリアによって値段が変わります(※しかし、2月11日現在予約しようとしたら値段がもっと上がってた、、、リクライナーシートが910ルピーだって。人気が出たりするとシートの料金が上がる?ちょっとわからないので調べときます)
事前にポップコーンや飲み物など飲食物は予約も出来るし、席に着いてからスマホで注文すると席に運んできてくれるようなサービスもある。
超快適な映画館。
私は2024年2月10日朝10時の回を観ましたが、おおよそ70人くらいの観客だったと思います。観客は若いカップル、若い同性同士のグループ、家族連れと言った感じ。私みたいな一人って言うのはいたかいないかわからないけどたぶんレア。
Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiyaの外看板のようすとか、エスカレーターのところにあったプロモーション看板の写真、映画館のうしろの方のリクライナーシートの写真も貼っておきますね。この映画館で観るなら日本人も日本の映画館で観る感覚で安全に楽しく映画を鑑賞できますよ!!!
私の印象では東京で言うと、グランドシネマサンシャイン 池袋のイメージだった。PVRっていうのは、インドの映画エンターテインメント会社。995 年に Priya Exhibitions Private Limited とVillage Roadshow Limited の間の 60:40 の比率での合弁事業契約としてスタートした会社らしくて、インドのあちこちで映画事業を展開してます。
2月からムンバイで仕事を得て、長期でムンバイで住んで働くことになった私。過去30年間ヒンディー映画を観続けてきた私ですが、今後現地で主にヒンディー映画を観た鑑賞レポートを今後投稿して行きたいと思っていますので、お楽しみに!
昨日、Teri Baaton Mein Aisa Uljha Jiyaを見る前に20分間も今後インドで公開されるヒンディー映画の予告編が流れたのでその中から気になる作品をピックアップして紹介したり、インドの映画館のようすなどで気づいたことなど次の投稿で書きたいと思っています。
それではまた次回!(2024.02.11 written by Shaheen)