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仕事のプライオリティー

仕事があるから出産に立ち会えない。

仕事があるから日曜参観に行けない。

仕事があるから毎晩、残業・・・残業・・・残業・・・

仕事があるから家族との時間が持てない。

ニュージーランドではありえません。
たぶん日本でず~と働いていたら自分もこんなマインドになっていたかと思うと、ゾッ!とします・・・
少しは日本も変わってきたのかもしれませんが。

1日8時間働くフルタイムワーカーは1年で「3週間」の有給がもらえましたが、もうだいぶ前に「4週間」に改定されました。
自分は有給や振替休日ためておいて、6週間お休みを取って日本に一時帰国、なんてこともやってました。みんなやってるから長期休暇を取る罪悪感なんてありません。お休みを取る権利があるんですから。
それでも会社はまわるんです。

生活するにあたって、仕事より優先順位が高いものはたくさんあるんです。

自分の子供はニュージーランド生まれ。
出産後、自分は3週間ほど育児休暇を取得。
奥さんも育児休暇を確か2ヶ月ほど取得。
申請すれば無給になるが1年間まで延長可能。
仕事への復帰も簡単で、肩身が狭い思いもすることはない。
自分も3週間で仕事に戻ったが、あと1週間ぐらい取ってもいいのにと言われた・・・いや、もしもの時に少し有給残しとかないと・・・

南半球は日本と季節が逆。
クリスマスの時期は夏。夏休み真っ最中。
基本的にニュージーランドのクリスマスはファミリーで過ごす。
基本的にみんな仕事はお休み。
ホテルで働いていた奥さんは人員不足のサポートで短時間出勤。
そして、クリスマスギフトがつまったバスケットを持って帰宅。
更に給料はダブルペイに振替休日がつく。ダブルペイ、すなわち2倍。
振替休日もつくので、実質トリプルペイ。3倍ですよ。
どんだけみんな休むんだ。

でもこれが当たり前なんです。
みんな仕事をしつつ、自分たちの時間も大切にする。
仕事に縛られずに生活する。
働きながら大学に行ったり、仕事を辞めて勉強し直すこともできる。
大学や専門学校の学生の年齢層が幅広いのも納得。
ごくごく真っ当な社会なのに、
日本人の若造にはカルチャーショックでした。

会社は辞めても人生は辞めない。
会社より大事な自分の人生を大切に。


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