『議論の質を高める重要性』
朝から“議論の質を高める”が頭の中をぐるぐるしている。
む、む、難しい....
海外に居るときは、普通に行われきたであろうものに参加してきたが、日本社会では必要性がなかった。
いや、必要性がなかったのではなく、求められる環境が整わなかった。
年功序列や権威主義に従うといったスタイルが、それを邪魔してきたからだ。
いままでは、カリスマ性のあるリーダーがチームを牽引するスタイルでの取り組みだったが、課題の高度化・複雑化により、チーム全体をまとめるスキルが必要になってきた。
重要なのは、多様な価値観を持ったメンバーをチームとしてまとめるためには、様々な価値観の人の意見を聞き、その意見を組み合わせて新しい答えを生み出していくプロセスが必要になる。聞き慣れない言葉だがファシリテーションという。
-----------
○意識の変革
いままで、リーダーは課題解決の為に自分自身のスキルを高め構想を練り、チームを牽引してきたが、牽引者から会議を円滑に進める議長(ファシリテーター)へと意識を変革する必要がある。
○議長(ファシリテーター)の役割について
①参加者の意見に対する素朴な疑問
②参加者に意図的な気づきを与えるためのフィードバック
③参加者の意欲、思考、価値観を引き出すための問いかけ
④学習テーマをより深めるための探求的な問いかけ
状況に応じて、上記した問いを使い分け参加者のポンテンシャルを最大限に引き出す。
----------
○意見を構造的に整理する
メンバーの意見と論点を見える化する必要性。課題解決の為の目標設定を明確に。
○意見の合意形成
対立する意見の摺り合わせと合意形成するには、互いの共通点を見いだしたり、徐々に議論の焦点を絞り、メンバー全員が共通の結論に至るようコントロールする。
議長(ファシリテーター)の役割について簡単に書いてみたが、実行に移すとなるとかなりハードルが高い(^0^;)
しかし、革新的なアイデアを生み、メンバーのやる気を創出する為には、これからの時代には必要不可欠となるだろう。
まずは、リーダーが固定観念を捨て意識の変革に取り組もう!