プログラミング教育とTAをやった気がする

この記事は公立はこだて未来大学 Advent Calendar 2022の16日目の記事です。

昨日の記事は以下の3つでした。
part1: 吾妻ちとせ君『ピクセル×と×像
part2: tomohihi6さん『大学院には行くな!(おまけタコス)
part3: _n_elさん『環境構築なしでらくらくプログラミング、やりたくないですか?』

また、本日は以下の記事が投稿される予定です。
part2:かとうまるさん『へぇ、留年は初めて?お姉さんが教えてあげようか』
part3:かすまるさん『「たけのこの里>きのこの山」を数学的に証明する』

はじめに

こんにちは、かげろんです。
去年高専から編入して今は情報システムコースのB4です。
TCGとボドゲと百合が好きです。
来年度からは子ども部屋おじさんとして実家暮らしのアリエッティしながらフルリモートのエンジニアの予定です。
よろしくお願いします。

本日は大学のアドベントカレンダーなので大学っぽいこと書こうと思ったので、卒研でやってることとモチベーションをふわっと紹介してポエムを書きます。これから研究やる人に向けて何らかのヒントになればいいかなというのと、まあ余裕あればTAやってみない?というのを書いておきますので、参考になればと思います。

やってること

タイトルの通り、『プログラミング教育』をテーマに、「問題文ちゃんと読み取って噛み砕いて理解してくれよ」ってことを考えています。

動機

そもそも、『プログラミング教育』をテーマにしたのはあまりプログラミングが上達しなかったからです。イケイケプログラマーにはなれないと思ったので、初心者の踏み台になればいいかなって思いました。
また、「問題文ちゃんと読み取って噛み砕いて理解してくれよ」というのはTAをやった経験からです。自分自身も問題文を見落としてて…という経験はありますが、そういう次元ではなく「何するのか全くわからん」「手が付けられない」という人が一定数いるなと思っていました。なので、そういう人がプログラミングできるようになったらいいな、と思って研究しています。

研究するまでにやった関連の物事

高専生の時から年に1、2回程度高校生以下にプログラミングを教える機会がありました。B4でプログラミング演習系のTAをやりました。
ここら辺で学習者と交流してどういうことを考えているのか、どういうところで困っているのかを探って、研究としてどうしていこうと考えられたかなと思います。

どんなことがやられているのか

「プログラミング教育」の範囲ですが、見て覚えているもの列挙します。

  • 学習方法・教材の提案

  • 学習環境の構築

  • 学習者に対する支援システムの開発

  • プログラミング言語の開発

  • 学習者が学習している時の記録の分析

大事だと思ってること

最近小中学校でプログラミング教育が必修になり、子供に積極的に教育をしようとしている親もまあまあいるんじゃないかなと思っています。未来大でも必修講義があります(情報系なので)が、正直分からないし面倒だなって感じる人もいます。

自分は、プログラミング教育をすることで、学習者に「体験したことない”楽しい”ことを知ってもらう」「色んなところで使われているモノの仕組みを知ってもらう」が大事なことだと思っています。

端的に言うと仲間づくりです。
お前も鬼になれ。

これから挑戦する時間・やる気・機会があるなら、変なところで挫折してもうやらないとなってしまうともったいないので、上手く行くようにサポートしたいです。

これからやる人へ

「プログラミング基礎」とか「情報処理演習Ⅰ」のTAをやって「プログラミングを教える時に意識したこと」「教わる人がどういうことをしているのか・考えているのか」を記録しておくといいと思います(ただし、TA自体は給料が良くないので機会としてあるという程度で)。研究にまでする必要はないと思いますが、人の話を聞いたり整理したりするトレーニングとしてTAやるのもまあありかなと思います。

TAについて

前期に情報処理演習Ⅰ、後期にプログラミング基礎のTAをやった上での仕事内容、メリット、デメリット、応募の仕方を書いておきます。

仕事内容

プログラミング演習系の講義だと基本的には以下の3点でした。

  1. 講義中、(基本的には)受講生に質問されたら問題の答えを直接言わないように答える。

  2. 講義前の期間に課題をチェックし、間違っている点や難易度を報告する。

  3. 試験時の監督を行う(歩き回る)。

1つ目ついては、歩き回って明らかに悩んでいるのが見えたら声をかけることもありました。これは絶対やらなければならないことではないです。
また、答えを直接言わないがあまりできず、なるべく対話する形で考えてもらおうとしてはいましたが、結構答えに導いてしまっていたなと思います。

メリット

  • 給料が貰える

  • 学外の施設に行く必要がない

  • 講義の合間の時間にできる(場合もある)

  • 教えることで自分も勉強になる部分がある

デメリット

  • 時給は良くないし、時間も普通のバイトと比べて短い

  • 人手不足だが予算不足なので時間を増やしづらい

  • 給料が良くない上で、技術的に大きく向上できるわけでもないので純粋に面倒と感じる場合がある

やれる余裕がある人、なんとなく教えるのが好き・得意かもしれないという人、自分はプログラミングの神のような実力があると思う人は半期だけでもやってみて欲しいと思っています。
特にB2、B3はもしかしたら興味や研究のきっかけになることがあるかもしれません。

応募方法

TAをやろうと思ったら長期休暇(春休み、夏休み)の間に以下のどれかにアプローチする必要があります。

  1. 授業担当の教員に話をつける

  2. TAをやっている先輩・同期に、授業担当の教員とつないでもらう

1つ目を直接アプローチするのは結構ハードル高いので、仲がいいとかでない限りは2つ目がおすすめです。サークルに入っておくと話が流れてきやすいかもしれないですね。

おわりに

プログラミング教育って実際胡散臭いし利益考えてるだけなんじゃないかなって思うことは多々あります。実際自分は自分が楽しいし、面白いものが見れると思ってやっているので。とりあえず、「人と話すのが好き」ぐらいでもやってみたら面白いかもしれません。
また、プログラミング教育をテーマにしないとしても、何をやろうか決まっていない時は自分の経験から思いつくことはたくさんあると思うので、一度振り返ってみるのがいいのかな、と思います(既に仮配属発表されているのでちょっと遅いかもしれませんが…)。

明日の記事は以下の3つの予定です。
part1: かず君『ゲームの話しようかなと思います』
part2: fewlessさん『ロシア語勉強してるって言うと変な目で見られるのどうにかなりませんか???ウクライナ語ならいいんですか???? ロシアのgoogle map地味観光 or 推しを生成するメリット』
part3: かげろん『お前もTCGをやれ。見るだけでもいいから』

謝辞

研究中2度実験を実施しました。参加していただいたB1、B2の皆様ありがとうございました。

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