勝てる社長の応援コラム vol.272
-----------------
小山昇が斬る! 本日のカン違い
-----------------
おかげさまで、わが社も、過去最高売上・過去最高利益を計上しています。そういうとき、社長としては「めでたし・めでたし」ということになるのでしょうが、私は、非常に怖く思っています。
なぜかというと、利益が出ると、幹部社員が「ウチの会社は大丈夫だ」と
いって手を抜き始めるからです。
そこで、引き締めるために、私は大きな人事異動をします。
少しは締まるかと思ったら、全然締まりませんでした(笑)。
なので、さらに賞与を半分にしました。そうしたら、引き締まりました。
きちんと決められたことをやらないと、
「賞与」は「小与」になるのだと感じたことでしょう。
-------------------
P.292 №1608 (1394)【わが身第一】
-------------------
本業が順調な時に陥る。必ず幹部の心にゆるみが生じる。
社長に過ちがあっても幹部があえて苦言を言わなくなり、
業績は日ごと下降線をたどり、ついに赤字になる。
業績が安泰な時にこそ心をひきしめて仕事をしなければならない。
■書籍「改訂3版 仕事ができる人の心得」より
CCCメディアハウス刊
書籍購入はこちら
https://amzn.to/2JvawwI
-------------------
本業が順調な時は、社長がなにか間違えたとしても
「まぁ~ うまく行ってるから良いだろう」と、
幹部も社員も、(イヤなことを言うのは、みなイヤなので)なにも言いません。
でも、そうすると、業績はどんどん下がるのです。
社員はみな、社長になにか言うのはイヤです。
ですから、わが社では、社長の私が、みんなに聞きに行っています。
それだけでなく、「グループ懇親会」では、参加者の言うことを、
私はただひたすら、ずぅっと聴いています。
「進捗会議」でも同様。
それでも報告してこないことがあり、「絶対なにかを隠している」
と思うので(笑)、環境整備点検に回っているのです。
環境整備点検に行って一番に見るのは、そこにいる人達です。
私の顔を見て、パッと目線をはずしたら「なにかおかしい」と(笑)。
雰囲気や姿を見れば、彼(彼女)ができたな、というのも、
ひと目でわかります。
環境整備点検に行って、社内恋愛を見つけたことも、数知れず(笑)。
ホームインステッドでは、スタッフの挨拶の仕方を見ます。
挨拶を見れば、売上が上がっているかどうかがわかります。
例えていうなら、同じ場所に行って写真を撮って、
前回と違うものが置いてあったり、そこにあったものがなかったりすると、わかります。
そういうイメージで、私は見ているのです。
私は、苦言を言ってもらえないのなら、自分でとりに行くようにしている。業績が良い時が、一番こわいのです。
だから、2回目の日本経営品質賞を受賞して、最高売上/最高利益だった時も、わが社では賞与を減らしました。
ひきつづき、過去最高売上を目指しています。
(ある朝の早朝勉強会にて)
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
最新のコラム、お得なセミナー情報など
経営者視点での経営手腕を定期的に確認できる
勝ち続ける社長の365日
-小山昇のメールマガジン‐はこちらから
<https://bit.ly/30PBmcx>
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆