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【つれづれ日記】簿記忘れちゃった

10年ほど前に簿記2級の資格を取った。


新卒で入社した会社で、ボクは与信管理の部署に配属された。
「与信管理って何?」という人は多いと思う。
ボクも当時はちんぷんかんぷんだった。

「与信管理」とは簡単に言えば「取引先にいくらまでお金を貸して大丈夫か」を判断することだ。
B2B企業の場合、大概は販売先に物を売ってからお金が入ってくるまでに数ヶ月の時間差がある。
販売先からしたらお金を支払うまでは「ツケ払い=借金」をしていることになる。
そして、お金が入ってくる前に販売先が倒産してしまったら売主側としては大損だ。
なので、売主側は販売先がどれくらい信用できるのか、いくらくらいまでならツケ払いを許せるのかを判断する必要があるのだ。

ではどうやって信用度を判断するのかというと、こういった取引先の信用調査を専門にしている信用調査会社がいくつかあって、基本的にはそういった会社からの情報や調査レポートをもとに信用度を考えることになる。

また、それ以外の方法として取引先の決算書から財務状況を分析することもある。
ここで簿記の知識があると決算書の理解がしやすくなるのだ。


ということで会社からの勧めもあり当時のボクは簿記の勉強を始めた。
参考書や問題集を買って、家に帰ってから毎日1〜2時間は勉強しただろうか。
約半年ほどで3級に合格し、その3ヶ月後には2級にも合格した。
合格したおかげで会社から書籍代の半分が出たのがありがたかった。

しかし、簿記はあくまで「決算書や財務諸表をつくる技術」であり、「出来上がった財務諸表を読み取る技術」である財務分析とは根本的に考え方が違う。
全く役に立たないとは言わないが、結局仕事に必要な知識は実務の中で覚えたと思う。


そして、それからはや10余年。

簿記、忘れちゃった。


正直2割も覚えていないと思う。
そんなこともあり、実務に使わない資格は取る必要がないと思っている。


ところが、最近投資の勉強をしているなかで簿記とFPの資格、というか知識が役に立つと聞いた。
ちょっと嬉しい。

ちゃんと役に立つなら、今一度学び直してみようかな?

結果はまたそのうち。


今日はこんなところで。
では!

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